プレート電圧を上げてみる
FL2100Bのトランスタップを標準とし、2,000V + を印加してテストしました。
左上がIp、右上はIsgにしていたのですが、振り切れるのでCgと合流、左下のメータで Icg + Isg を測定できるように変更。右下は、単なる相対出力計です。 Icg + Isg が規格いっぱいの200mAとなるようドライブを45Wまであげたときの各値は・・
・Ip=330mA
・Vp=2,000V
・Isg+Icg=200mA
そのときの出力はご覧の通り400W。そこそこ効率も取れており、まずまずの性能です。
動作例を見ると、Igのみで1本当たり100mA許容となっているので、もう少しドライブしても良いかもしれません。いづれにせよ、TL922で仮テストした時のように2,000Vでは低すぎ、グリッド電流がスグに規定に達してしまうため、もう少しHV電圧が高い電源が必要なことは言うまでもありません。もちろん、安定化した+500VをSgに印加した正規の使い方をするのが最終目標ですけど。
トラブルなしに動作したことに驚いていますが、ケース上蓋にあるファン穴(ガードは付けてあるが)にデイップメーターを近づけると針が振れ、シールドが悪いことも確認しています。
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コメント
おぉぉぉーついに来ましたね! 例のタンクコイルが何事もなく動いていることに驚きです!!
投稿: JI3KDH | 2008年8月25日 (月) 21時22分
ミョウチクリンタンクがそのまま動作したのには、はっきり言ってワタシも驚き!!リンクコイルのピックアップもロードVCがちょうど良いところで最大出力になってくれています。
ただし、機構面で弱点を見つけています。
本文に書いているようにシールド性が悪く筐体輻射があるのと、ファンが吹きつけなんで廃熱が良くなく、シャーシ全体が熱くなるので、杉山さんが以前、書いてくれたように吐き出しファンを付けた方がよさそうです。現状の2つのファンを吸出しにする案も考えましたが、空気の通りを考慮した設計していないのであきません。フル規格で使うには、エアーソケット+チムニーが最良なんでしょうけど。
投稿: JF3DRI | 2008年8月25日 (月) 21時40分