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2008年8月23日 (土)

火入れ式

Hiire0 やっとこさ、配線が完了したので、実家へ運び「火入れ式」を行いました。まずは、800Vをプレートに掛けて絶縁不良が無いか確かめましたが問題なし。

次に、いつものFL-2100B電源を流用し、タップダウンして得た1,600Vを印加してみました。絶縁はOK。いよいよRFの入力を加えるステップに移ることとしました。

Hiire1 FT-655を出力最小にして、同調が取れるかテスト。バリコンがほぼ抜け切った位置で同調が取れ、出力が出てきた。とりあええずは成功だぁ!

その後、入力同調バリコンを調整し、SWRを最小とし(適当に巻いたコイルがちゃんと働いたじゃないですか!!)、10Wに設定し、ドライブしたのが左の写真です。Sg安定化電源が未完成なので当然ながらベタコンGGで。

Hiire2 その時の出力がコレ。「お、1kWも出てるじゃないか」じゃなくて95Wです。各メータからこの時の読み取った数値は
 ・プレート電圧 1,550V
 ・プレート電流 0.145mA
         
  (入力約220W)
 ・Sg電流    35mA
 ・Cg電流    約35mA

プレート電圧が低いせいかもしれないが、Sg電流が思った以上に流れるのには驚きです。リニアアンプ関係の本には「ベタコンにした場合のグリッド電流の殆どはコントロールグリッドに流れる」と書いてあったので、メータスケールが50mAでもかまわないかと考えていたのですが、そうでもなく、チューンの取り方によってすぐにスケールアウトしてしう。まぁ、普通はSgとCgをいっしょにして電流測定する回路ばかりなんだけど。

時間の都合でこれ以上のテストはできませんでしたが、更にプレート電圧を上げてテストしていきます。ここまでは大成功です。

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4-400A PPアンプ製作」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
このリニア気になってずっと見ておりました。
とうとう出来上がってきましたね。
AB1-PPでしょうか。
私も一昨年829Bと2B94の6mリニアを作って
おりました。
4-65Aを手持ちしているのでシングルでやろうかな
と思っております。

投稿: jf3lop | 2008年8月24日 (日) 21時51分

お久しぶりです。
4-400AのAB1は、AB2と比較するとかなり出力が少なくなってしまう(807のAB1とAB2動作のように)ので、AB2 GG Push-Pullで動作するよう考えています。今は、ベタコンGGでテストしてますが。

最終的にはソケットが同じ4-125A, 4-250A, 4-400A, 3-500Zのいづれでも動作するユニバーサルアンプ狙いです。

投稿: JF3DRI | 2008年8月24日 (日) 22時41分

おお、そうでしたか!
そういえば、CGのAVRも作っておられましたね。
私の829Bアンプは最初効率が50%にもならず、
ヤフオクで買った中古バリコンから多摩の新品に
変えただけで60%くらいになりました。
これがわかるまで一月くらいかかりました。
4-65AもAB1はSGが400Vくらい必要みたいで
使いにくい感じではありますが。

投稿: jf3lop | 2008年8月24日 (日) 22時55分

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