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2008年5月 3日 (土)

フィラメントトランスOK

なんと、発送した翌日のきょう、西崎電機より返送されてきました。
で、詳しい巻き線の説明があり、以下の通りです。

  ①前回は、2次側は、1Vあたり3回で設計よって、
   16回巻いて5.33Vで納品した。
  ②17回巻くと、ちょうど良いのだが、中点タップが
   反対側(1次側)となるので端子が出せない。
  ③よって今回は、18回巻いた。(電圧は6Vと高くなる)
   高すぎるようだったら110Vを利用ください。

早速やってみたところ、今度は電圧が高すぎ、送信管ピン部で5.27Vと上限を超えてしまいました。かといって、110V端子を利用すると前回同様低すぎ。よって、1次側に低抵抗を入れて電圧調整することにしました。
F_test4 F_test5                   

 

 

 

 

 

 

F_test6  調整したところ、2.5Ω(5.1Ω 10Wパラ)を入れることで1次側96.7V, ソケットピン部で4.97Vと規定通りにすることができました。ただ、2.5Ωはかなり発熱しますので、通風に注意する必要がありそうです。

西崎電機さん、理由を教えてくれたので納得し、これ満足しました。

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4-400A PPアンプ製作」カテゴリの記事

コメント

JK1NMJ@斉藤です。
先日は私のブログに書込みいただき、ありがとうございました。
ヒーターの電圧合わせでご苦労されてるようですが、2次側に例のテフロン線をかます方法では無理でしょうか。
テフロン線で追い込めるのは、コンマ数ボルト程度のような気もしますので、やはり調整範囲外ですかね。
こうなるとヒータートランスの1次側には、5V刻みでタップが欲しくなりますね。
話は変わりますが、西村さんのHPには、随分前からお世話になっていました。6146Wの話や、真空管キャラリーなどで。
今あらためて見てみたら、昔何度も拝見させていただいたHPでした。


投稿: jk1nmj@斉藤 | 2008年5月 3日 (土) 22時30分

斉藤さん、書き込みありがとうございます。ワタシは、ここのブログの通り「タマ」派なんですが、少しだけ「石」もかじった事があるので書き込みさせていただきました。

2次側をテフロン線・・・は「TL922は手がかかる(3)」
https://jf3dri.tea-nifty.com/blog/2007/05/tl9223_661a.html
でやっている事ですね。確かにこれでも良いのですが、テフロン線は結構、高価だし手持ちが無くなったためこのようにしました。プロの送信機ではスライダックや低抵抗のレオスタットで電圧を微調整し、さらに電圧計で監視しているものも多く見受けられます。

アマチュアの場合、家庭用電源なのでACラインが時間帯によって100~105Vと変動するし、リニア自体の電力で電圧変動を起こすんでのであまり細かくやっても意味無いのですが・・・。

投稿: JF3DRI | 2008年5月 3日 (土) 23時14分

JK1NMJ@斉藤です。
私もタマ派です。
まあ、技術も知識も無いため、胸を張って言えませんが・・
今回の950ファイナルオシャカ事件で、タマ派度がさらにUPしました。
入手も交換も、また無理もタマが上ですよね。
ヒーター電圧の件ですが、我が家もAC99V~106程度は、季節や、時間帯で変わります。
平常時の値で、調整するしかないですね。

投稿: jk1nmj@斉藤 | 2008年5月 4日 (日) 09時16分

そういう面では確かに強いかもわかりませんが、パイマッチチューニングのとり方などが理解できていなれば真空管ファイナルの無線機は、保護回路が無いので一瞬で壊れることは無いものの、長時間過負荷状態が続きオシャカになってしまう確率も高いです。
一方「石」の方は、経験的に12V系だったら結構強いのですが、電圧が上がっていく毎に、過負荷や発振が起こると一瞬で、飛んでしまう確立が増して行く気がします。950SDのファイナルが飛ぶハナシは、ワタシが現役時代???によく耳にしたことで弱点でもあるんじゃないかと思います。初めての50V系の「石」を採用したのは当時斬新的で歪特性などは良好でしたが、接続される負荷が「不定」であるアマチュアユースには技術的に確証されてなかったのかもしれません。

投稿: JF3DRI | 2008年5月 4日 (日) 18時35分

たしかに12V系が壊れた経験はありませんし、聞いたこともあまりないですね。
また、30V系のTS-930、940やFT-980なども、ファイナル系のトラブルはあまり聞いたことがありません。(実際、どうなのか知りませんが・・)
950SDの場合、初の50V系採用が、裏目に出たのかもしれませんね。
脱線しますが、FT-2000、9000系に採用されているSDxxxxという石もトラブルメーカーのようですね。
そのため、IC-7700はMRF150を採用したようです。

投稿: jk1nmj@斉藤 | 2008年5月 4日 (日) 22時21分

西村さん 初めましてこんばんわ
杉山さんの所で色々と勉強させて頂いております。 今回は、杉山さんには、お話しましたが
亡き友人の TL-922を整備しました。
ケンウッドに修理に出すと2万近くかかるとの
見積もり、 全面のメーターSWに始まり
オペレートSWの交換 配線入れ替え グリッドの処理 飛んだツエーナなど高圧以外は、有る程度触っていじって楽しんでみました。
ここのサイトが非常に参考になりました。
やはり先輩方が、ノウハウを公表していただけている賜と思います。 
まずは、御礼にお伺い致しました。
私は、2アマですので残念ながら使用することは出来ませんが、亡くなった友人の形見分けですので、売ることは出来ずにいます。
友人のご家族の方が私に引き取って欲しいと言われましたので。。。 とりあえず、私が保管しておこうと思っております。
本当にありがとうございました。
当局も50メガをやっております。
IC-756とFT-655SとHL-166Vとでやっております。JS1IGVです。 つながりました時には、宜しく御願いします。
吉田

投稿: 吉田 | 2008年5月14日 (水) 23時26分

吉田さん、こんばんは。
真空管式リニアアンプは1年もすれば古くなるパソコンと違って基本的な回路は50年~60年間変わっておらず、古い文献を読み漁ることでも十分な知識となります。また、こうやって、メーカ製でも自分なりに改造ができ、より性能を上げることができるところが面白く、アマチュアの醍醐味であると思っています。

投稿: JF3DRI | 2008年5月15日 (木) 21時38分

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