トホホ 3-500zはもうこりごり・・
もう20年近く前に購入した未開封新品箱入りのEimac 3-500Zを箱から取り出したところ、とんでもない事が起こってました。 ・・・もうトホホのホ、涙涙涙
まったくの新品。安かったころにストックしておいたものです。8903と記載してあるので1989年03週製造と思われます。
ちょっとクッキングしてみよか・・・
あれ、なんだかフィラメントが暗いぞ。ひっくり返して電圧を測定するも正常の5.02V
この段階で既にいやな予感。
異変に気づいたため、一番低い電圧400Vをかけてみたところ・・・スタンバイ状態なのにプレート電流はガーンと500mA流れ、写真のような状態。
もはや、これは真空管ではありません。
長い間、ほおっておくだけで真空度がどんどん低下してこの状態になったのでしょう。W8JIのWebには「錆びが生じ、真空度低下に繋がるから乾燥したところで保管すること」とも書いてあったのですが、ガラスからの電極引き出しするピンの所が確かに錆びていました。これが原因かもしれません。
新品で購入したのにぃ・・・もう3-500Zは、まっぴらごめん。ガスチューブになったのはこれで3本目。
ストックの Amprex 3-500Z も心配になってきた。Eimac特有の気もしますが。
長期間押入れにストックされていらっしゃる方、是非、引っ張り出してテストしてください。そのまま、リニアにインストールしたらダメですが。
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コメント
相当印象が悪くなったようですね。生死に関わらずご不要となった3-500z、喜んで引き取らせていただきますよ(^^)
投稿: JI3KDH | 2008年1月26日 (土) 21時12分
もぉぉ、最悪ですわ。ダメもとでフィラメント点灯24時間やってみたところ、何故だかフィラメントの明るさが復帰し、ヒドイ放電はしなくなりました。だけどプレート電圧800V,で150W入力すると、またまたアーク放電。管内で放電しだすと、コントロールが効かなくなりプレート電流振り切れ⇒ヒューズ断ですわ。赤熱する前に放電
新品なんでオブシェにでもします。例のシャンデリアにね。
投稿: JF3DRI | 2008年1月26日 (土) 21時41分