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2007年12月

2007年12月27日 (木)

PPアンプ用バリコン

ジャンク箱を漁っていたら、ずいぶん以前に入手していた2連バリコンが2つ出てきました。コレを使ってプッシュ・プルアンプを作ろうと思うのですが・・・使い方がイマイチよくわからない。

Vc1Vc2_2  

  

  

  

  

【その1】
銅製(銅メッキかもしれない)のずいぶんとがっちりしたものです。このバリコンは、ステータとロータが2つ完全に独立して絶縁してあります。シャフトはガラス繊維のようなものを使ってあります。

Vc3_2Vc4_2  

  

  

  

  

【その2】
こちらも銅製ですが、その1と決定的に異なるところは、ロータが1つになっている通常のタイプなまですが、このロータを接地する端子が付いていません。プッシュ・プルの場合、中点はアースしないでもかまわないのかなと思ったりしています。

どちらもギャップが3mm程度なので、そのままだとプレート電圧1.5kVまでとなってしまい、直流をカットする必要があり、そこをどうするかも考えなきゃなりません。1950~60年代の古い文献からはプッシュ・プルアンプの記事が見つかるのですが、ネットを探しても実例が少ないようで、機構的にどうなっているのか良くわかりません。まぁ、そこはカット・アンド・トライなんですが・・・

先が重そうであります。

【バリコンに必要な耐圧】 ←追記
2倍の耐圧が必要な件について補足しておきますね。
Tank1 これはアマチュア無線ハンドブック5TH EDITIONからの抜粋です。ここで、Epは直流電源電圧を指します。一般的なπマッチは、カップリングコンデンサで直流をカットしてから同調回路に高周波成分のみ導かれますが、並列タンク+リンクコイルやプッシュ・プルの場合、 直流分+高周波分で2倍の耐圧が必要となる訳です。
ちなみにAM変調は更にこの倍が必要となります。

さて、どうするか、良い方法を思いついたのでお楽しみに。

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2007年12月16日 (日)

Amperexをクッキング

前回と同様にプラスバイアスを加え、プレートを赤熱させてみました。

5f23_4_2 まずは、burn-in。フィラメント点灯のみで、約8時間程度エージング。そして、Eimacの4-400Aと同様に約300Wのプレート負荷をかけてみたのが、コレです。

 

 

   

グラファイトプレートの球を使うのは初めてなのですが、感想として。

- タンタルプレートと比較して、熱慣性が大きく、熱しにくく、冷めにくい。
 ⇒プレート負荷を増加しても赤熱にタイムラグがあり、ゆっくり色が付いてくる感じ。逆に赤熱したものを損失ゼロにしても、スグに元に戻らない。

- 両者比較すると同じプレート損失でも赤熱度合いは低い。
  ⇒写真では結構赤く写っていますが、実際にはもっと赤黒い色調です。

同じ4-400Aでもいろんな「顔」があるようです。

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2007年12月13日 (木)

Amperexの5F23(4-400A)

オークションを見ているうちに悪いクセが出てしまいました。
購入したところは近所にある新生金属で、ご主人と十数年ぶりのアイボールになりました。事務所に直接お邪魔したのですが、まだまだ在庫がごろごろ。1時間程度、いろいろとお話をさせていただきました。他にもいろんな送信管やリニアパーツがあり、長居してると散財しそうなので、また今度ということで帰宅。 ・・・てな訳であります。

5f23_1 Amperex製の4-400A・・・しかし何故だか日本の送信管名称5F23とマーキングされています。もう1本はパルス仕様の"P"が付けられていました。

見てのとおり、グラファイトプレートで、ひだひだはありません。

    

5f23_2 さっそくフィラメントを点火してみました。プレートが釣鐘状になっているので、上部からフィラメント明かりの、おこぼれは全く見えません。
 
 
 
 
 
 
 
 
5f23_3 下部からフィラメントの輝きを撮影。露出をかなりマイナス側に振ったところ、スパイラル状のフィラメントとグリッドが見えました。

で、さてこれをどう料理するか・・構想だけですが50MHz Push-Pull GGアンプ に挑戦したいと考えております。

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2007年12月 7日 (金)

コレなぁ~んだ

Scr1 このまるいものなぁ~に??

 







Scr2 これだったら解るでしょう。そうサイリスタでした。

ちなみに規格は
上: 日本インター
    103PA160 (1,600V 100A)
下: 東芝
    SF25Q13  (1,200V 25A)

です。使い道は・・・無いなぁ。

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わかる人にはわかるんだけど

Potion1  わかる人にはわかるんでしょうが・・・。

嫁さんがハマッてます。ちなみに味はデカビタそのもの。
 

 

Potion3Potion2_2

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