PPアンプ用バリコン
ジャンク箱を漁っていたら、ずいぶん以前に入手していた2連バリコンが2つ出てきました。コレを使ってプッシュ・プルアンプを作ろうと思うのですが・・・使い方がイマイチよくわからない。
【その1】
銅製(銅メッキかもしれない)のずいぶんとがっちりしたものです。このバリコンは、ステータとロータが2つ完全に独立して絶縁してあります。シャフトはガラス繊維のようなものを使ってあります。
【その2】
こちらも銅製ですが、その1と決定的に異なるところは、ロータが1つになっている通常のタイプなまですが、このロータを接地する端子が付いていません。プッシュ・プルの場合、中点はアースしないでもかまわないのかなと思ったりしています。
どちらもギャップが3mm程度なので、そのままだとプレート電圧1.5kVまでとなってしまい、直流をカットする必要があり、そこをどうするかも考えなきゃなりません。1950~60年代の古い文献からはプッシュ・プルアンプの記事が見つかるのですが、ネットを探しても実例が少ないようで、機構的にどうなっているのか良くわかりません。まぁ、そこはカット・アンド・トライなんですが・・・
先が重そうであります。
【バリコンに必要な耐圧】 ←追記
2倍の耐圧が必要な件について補足しておきますね。 これはアマチュア無線ハンドブック5TH EDITIONからの抜粋です。ここで、Epは直流電源電圧を指します。一般的なπマッチは、カップリングコンデンサで直流をカットしてから同調回路に高周波成分のみ導かれますが、並列タンク+リンクコイルやプッシュ・プルの場合、 直流分+高周波分で2倍の耐圧が必要となる訳です。
ちなみにAM変調は更にこの倍が必要となります。
さて、どうするか、良い方法を思いついたのでお楽しみに。
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