Amperexをクッキング
前回と同様にプラスバイアスを加え、プレートを赤熱させてみました。
まずは、burn-in。フィラメント点灯のみで、約8時間程度エージング。そして、Eimacの4-400Aと同様に約300Wのプレート負荷をかけてみたのが、コレです。
グラファイトプレートの球を使うのは初めてなのですが、感想として。
- タンタルプレートと比較して、熱慣性が大きく、熱しにくく、冷めにくい。
⇒プレート負荷を増加しても赤熱にタイムラグがあり、ゆっくり色が付いてくる感じ。逆に赤熱したものを損失ゼロにしても、スグに元に戻らない。
- 両者比較すると同じプレート損失でも赤熱度合いは低い。
⇒写真では結構赤く写っていますが、実際にはもっと赤黒い色調です。
同じ4-400Aでもいろんな「顔」があるようです。
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コメント
おぉぉぉ。
いいなぁ。
なんかクリスマスの飾りみたい。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2007年12月16日 (日) 09時59分
グラファイトの厚みによるんかも知れません。小生の感触では(3-500zですが)、Amperexのは同じ状況(しかもなかなか赤くならない)だったんですが、FALのはすぐ赤くなってすぐ戻りました…え、あれはグラファイトやないんかな?(^^;
投稿: JI3KDH | 2007年12月16日 (日) 11時57分
クリスマス装飾とは思いもよりませんでした。(^^)
FALは中国製ですよね。グラファイトでもいろいろと材質が異なるんじゃないかと思います。少なくとも、オレンジ・レッド色まで赤熱してはダメそうです。
投稿: JF3DRI | 2007年12月16日 (日) 22時00分