3-500z 50MHz AMPをテコ入れ(3)
ひさびさに本題であった「テコ入れ」です。今回は、冷却の改善であります。 これは、RF部をシールドおよび感電防止するためのカバー。鉄製のパンチングメタルを折り曲げて作ったものです。
冷却能力を上げるため、左下に、80mm 3,000rpmのパソコン用ケースファンを取りつけました。(ちなみにこのファン、お値段は\480円也・・・)
で、コレで冷却はバッチリと思ったのですが。。。
取り付けてパワーを上げて行くと、200Wぐらいから回転数が落ちて、300W出力すると完全停止・・・
それもそのハズ、何せ3-500zプレートのスグ近傍に位置するので、強力な高周波電界によって回り込みを起こすためと原因は一目瞭然。ブラシレスモータですから、何らかの半導体を使った回路がモータ部にあることは間違いありません。
さてどうするべきか・・・「それじゃファンをシールドすればいいじゃないか」なんですが、どうやれば良いか、悩んでいたところ、100円ショップ「ダイソー」で工作用の真鍮製金網を見つけました。もちろん、100円です。
エアーフローの障害(空気抵抗)になるかなと思ったのですが、風量が落ちる事も無く、風きり音も発生しませんでした。金切りバサミで加工し、被せてから導電性銅箔テープでアースを取りました。
とりあえず今回はココまで。
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コメント
結果が楽しみ。
真鍮金網でシールドの効果があるのか?!
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2007年10月22日 (月) 08時37分
という訳で、シールド効果は有効でした。
ちなみにタンクコイルやプレート近辺は、電界強度がホントウに強烈なため、誘電正接(tanδ)が大きい誘電体だと、近くにあるだけで発熱したり砕け散ったりするそうです。電子レンジの中のような感じかな。
投稿: JF3DRI | 2007年10月29日 (月) 22時50分