3-500z 50MHz AMPをテコ入れ(2)
今回採用したステップスタート回路です。防備録としてね。
TL-922では遅延リレーによるフィラメントラッシュカレント防止ステップスタート回路を採用しましたが、今回はタイマーICの定石であるNE555を使ってみました。
写真のとおり、小さなジャノメ基板に組んで取りつけてます。
右図がその回路。リレーが動作する時間はR1+VRの抵抗値とC1により決定され、おおよその時間は
T(Sec) = 1.1 * C(μF) * R(kΩ)
となります。リレーの電流が多い場合、PNPトランジスタでブーストする必要があるようですが、一般的なリレーだとICのみで駆動できます。
RFの回り込みが心配ですが、何かあったら対策しようと考えています。
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コメント
おぉ、どこかで見たことのあるトランスですな(^^; 我が家でも放ったらかしにしてあります。確かこのトランス、二次側の電圧が若干高くなかったですか? それとステップスタートはICでやると小さく済むんですが、確かに回り込みが心配ですね。ちょろっとシールドしてパスコンがちがちにすれば6mならまず大丈夫かな。
この暑さですから小生の重箱いじりはまだ当分先になりそうです。
投稿: JI3KDH | 2007年9月15日 (土) 13時02分
その節はお世話になりました。(^^)今になって日の目をみています。
2次側電圧の件ですが、それがやってみると思いほか低く、15Aのトランスではフィラメントチョークでのロスも含めるとソケットピン部で4.75V以下となりNGでした。それで、30Aの方を利用した次第です。当初、30A用だからかなり高くなると思い、2次側に抵抗を付けるつもりでいたのですが、15A流した時のトランス端子電圧が5.25Vとそんなに高くなく結局、電圧を落とさずにそのまま使っても良い結果となりました。フィラメントトランスを特注する場合、少し高め(5.3Vぐらいかな)で設計してもらった方が良い感じです。
(実家のACラインが100V以下の時が多いのも要因ですが)
投稿: JF3DRI | 2007年9月15日 (土) 15時53分