« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月

2007年6月30日 (土)

4-400Aは代用できるか(1)

手持ちの4-400Aが3-500Zの代用として動作するかTL-922で試してみました。

その1 ・・・ 外観の比較

4_400x2新たに入手できたのは右側、東芝製です。Eimacのと比べるとずいぶんプレートの形が異なります。古いEimacのデータを見ていたら東芝製と同じような形状をしたのも有ったようですが。

とりあえずは、この2本を使って3-500Zの代用として、どれぐらいの能力を出してくれるかを見ることとしました。

基本的な知識として

・4-400A  ・・・ H=5V 14.5A, Pp=400W Tetrode

・3-500Z ・・・ H=5V 14.5A Pp=500W Triode

3極と4極の違いがありますが。ヒーターは同じ。代用して使えるかです。簡単に両者の履歴でかすが、4-400Aの方が歴史が古く、アマチュア無線家がSSBのリニアアンプとしてGGアンプを好んで使うようになったので3-500Zが開発されたようです。どちらも本格的な送信管ですが、4-400Aの方がプロの放送局や船舶無線機に使われる事が多いようです。

500z_400a こちらは3-500Zと並べて撮影したショットです。4ダッシュ系特有の金属製ハカマが3-500Zにはありません。また、ピンからプレートトップまで、少しだけ4-400Aが高いのがお分かりかと思います。

3極管と4極管という最も大きな違いはあるけど、ソケットは同じ、ピン配列はGG(ベタコンGG)で使う場合、3-500Zと共通となるのでそのまま差し替え可能となります。

| | コメント (15) | トラックバック (0)

2007年6月23日 (土)

ロシアからの大型ガラス球

真空管収集癖が復活したというか、ますます入手困難/価格高騰する送信管の情報を見ているうちに到着したのが「ロシア製真空管」。まぁ、今更・・って言われるかもわかりませんが、有名どころのGU74B/4CX800Aを筆頭とし、ロシア製8877/3CX1500A7と言われるGS35Bなどセラミック管とは異なり、ガラス管はないかいな ということでに目が行ったのがコレです。

Gu81m_0  GU-81M
(ロシア名: ГУ-81м)

というシロモノで、どうやら日本独自であった送信管P250Aをマネしたようです。2本のツノが生えており、1本はプレート、他方はG3、すなわちサプレッサグリッドです。

なぜ、Pentode(5極管) かが解る方は、この道のツウでいらっしゃいます。(というか、古いことを知っているだけ???)

簡単な規格は

外形寸法 : 260mmx202mm
フィラメント : 12.6V, 11A
プレート電圧 : 3KV Max(at<6MHz)
プレート損失 : 450W
プレート電流 : 600mA

で動作例としてプレート電圧=2kV, スクリーン電圧=600V,コントロールグリッド電圧=-200Vで700Wの出力が得られるとあります。

Gu81m_2 ソケットは、写真では少し解りにくいですが、横に滑らせて固定する方式となっています。真ん中のバーのようなものがガイドとなっています。

ソケットの入手は大変困難ですが、例えばACコンセントを分解して利用する等、自作きそうです。あるいは、強引ですが、直接半田付けをするとかも。

ズウタイがデカイし、この真空管は「自然空冷」なんで、ソケットピン温度もそんなに高温にならないように思います。

Gu81m_3  定格フィラメント電圧は12.6Vなんですが、エージングも兼ねて5Vで点灯してみました。ですから暗くなってます。本来なら直視できないぐらい明るいんでしょう。

 独立した2組のフィラメントとグリッド群を1つのプレートで受ける構造になっています。

Gu81m_4  その巨大さ比較です。
4-400AとMT管の6BQ5を並べてみました。ズウタイだけはほんと、デカイです。

ただし、手に持った感覚ではそんなにズッシリくる感じが無く、なんか作りがやっぱりちゃっちいです。

 

 

 

 eBayなどでは$25ぐらいで出品されているようです。ただし、ウクライナとかで、落札してもこっちへ届くのかが不安です。
  - 価格が安いこと。
  - 自然空冷で使えること。
  - プレート電圧が2kV程度で使えること。
  - 直熱管フィラメントの輝きを楽しめること。
  - ベタコンGGアンプでの製作例もある。
がメリットで、気力さえあれば実用に呈する送信管だと考えます。

参考までに
・規格
  STCナビ http://www.tubes.ru/techinfo/AmateurRadio/gu-81m.html
  YL2QM    http://www.kvindesland.no/yl2qm/tubes/gu81m.htm
・製作例
  F5SSK  http://f5ssk.blogspot.com/2006/04/2-fois-gu81m-2kw.html
        フランス語 すごいバラックで作っている。ホントウに2kW??
  QRZ RU  http://ru3ga.qrz.ru/LAMP/200401.htm
                 ロシア語 Googleの英語への翻訳を使うと意味わかる。
・その他
   CQ HAM  http://www.cqham.ru/cons_pa.htm
                ロシア語  ロシア球の製作例がいっぱいある。

#なんかロシア語に違和感無くなってきたなぁ~。

#お見苦しいですが、世界的に写真を勝手に流用されることが多いので(C)JF3DRIを入れました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年6月22日 (金)

巨大な半導体

拾いもんです。

G_tr1 富士電機のインバータ用パワートランジスタモジュールで規格を調べたところ・・・

Vcbo=1200V, Vceo=1200V

Ic=300A, PC=2000W

でスイッチング特性はTon=3.0μS, Tf=2.0μSというものです。中身は、3段のダーリントン接続、そしてスナバ用ダイオード、ツェナーダイオードも内蔵されているようです。

G_tr2

こちらはIGBTモジュールで、同じく富士電機製です。規格は・・・

Vces=1400V, Vges=±20V

Ic=150A, PC=1100W (x2パッケージ)

でスイッチング特性はTon=1.2μS, Toff=1.0μSというものです。中身は、2つが1つのパッケージに収めてあり、スナバ用ダイオードも内蔵されてます。

こういったスイッチング用電力素子に詳しくはありませんが、トランジスタからIGBTに変わってきているようですね。しかし、何に使おうかしら・・・・

※これぐらいの規格で、1000MHzぐらいまで働いたら真空管なんて完全に淘汰されてしまう !

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年6月10日 (日)

50MHzAMブースタ(電源部)

アンプ部と同時に作った電源部です。

Am_den1 構造的には同じ。

・ブロック電解コンデンサを多用してリップルを抑えた(つもり)

・トランスはトランス式白黒テレビのものを流用。かなり重くて大きく、10~20Wにはもったいないぐらい。195Vを倍電圧整流している。

・500Vフルスケールの電圧計付き。

・右のつまみは、低圧(倍電圧整流の半分の電圧出力)とのメータ表示切替用。

Am_den2 コレも初公開のシャーシ裏面。

・右上は、ACラインフィルター

・右下の小さいトランスは、メインの電源トランスからのヒータ(AC6.3V)を利用してグリッドバイアス用マイナス電圧を作るためのもの。

・DC 450V, 225V, 13V, -100V, AC6.3V を出力

★これは、今見ても結構マジメな感じです。

Am_den3 ベニア板(確か、カラーテレビの木製キャビネットから取ったもの)でカバーをこしらえています。上からかぶせてあるだけですけど。シールドはしてません。

恐る恐る電源を入れてみましたが、煙もくもくやバチッってこともなく、正常に電圧が出ました。テストする環境が無いので、アンプ部が働くかはわかりませんが、まず大丈夫のようです。

RJX-601とこのアンプで、気合を入れてやっていた高校時代の思い出の品であります。

 (6BQ5 PPの変調器は中学時代なんで更に古い・・・またいつか気が向いたら)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

50MHzAMブースタ(アンプ部)

Web本体にも書いていますが、何を思ったか引っ張りだして再度しげしげと眺めてみました。高校時代に作ったもなんで、少なくとも25年は経ているものです。

Am1 S2001(6146)を使ったアンプ部です。アルミシャーシに三角板を立てて、前面パネルを作る方式。

・ツマミはプレート、ロード、入力同調、そしてアンプのON/OFFスイッチ。


 
Am2 ・プレート電流計は、高圧(といっても450Vぐらい)に直接入れてある。

・左側にあるトランスは、電源トランスを流用した変調トランス

・コンデンサは、マイカを使っている。

・プレートチョークコイルは、この時代に多用されていたL型抵抗(穴あきのやつね)をガスコンロで燃やし、タイトボビンとして流用。コレの考えは、今でも通用するなぁ。

・プレートバリコンは、ハマーランド製(どこで入手したのか記憶に無い)

★高周波的に見て、あまり上手な配線とは言えない・・・でもちゃんと動作するんだ! 

Am3 初公開のシャーシ裏です。

・入力はリンクコイルで、グリッドへドライブ。

・中和は、スクリーングリッドにコイルを入れて行う方法で取った。

・下の基板らしきものは、キャリコンリレー駆動回路。ゲルマダイオードで整流、トランジスタ2石でリレーをON/OFF。

★こっちも高周波的に見て、疑問が残る配線だけど・・・。 

これがワタシのタマアンプ第1号。全ての悪はここからが始まる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 7日 (木)

メモリー3GB

DDR2メモリーの下落も、そろそろ収束して値上げに転じてきたので、今のうちに思い切って1GB+1GB=2GBを購入し、増設することにしました。先週、バルク品だと1GBが3200円まで下がったとか・・・。

3gb1 前回は、512MB+512MB=1GBを15,000円で購入したんですが、あれからスグに暴落し、同じCFD ELIXIR製1GB+1GB=2GBが、10,900円で購入できました。約1/3の価格・・・。それが値上げに転じてきたとなるとWindowsXPでは必要無いとわかりつつも買ってしまうサガ。まぁ、VISTA備えなんですが。

3gb2 このとおり4本のスロットが全て埋まってしまいました。WindowsXPの32bitバージョンではこれが最大とにるようです。1GBを4本入れると認識せず動かないことがあるとか。

3gb メモリーカウント直後のBIOS表示をカメラで撮影するのは思ったより難しく、プレプレ画像になってしまいましたが、3145728K OKと正常に認識されました。

CPUの方も、あれから大幅な価格改定があり、約8,000円ほど下がってしまいました。でも、このAthlon X2 4200+でもBartonコアのAthlonXP 3200+と比較にならない程スカスカと動いてくれるし、発熱が少なく静かで、満足しています。あ、もうすぐデスクトップのハイエンドはAthlonからPhenomになるようですね。

当たり前ですが、3GBメモリーにしても全く早くなった感覚はありません。仮想メモリーはOFFでも使えるようになったけどね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年6月 5日 (火)

豆アジ大漁だが・・

懲りずに、またまたマリーナシティ海釣り公園行ってきました。

Marina 今回は、気合を入れて家族全員 朝4時半起きで出かけ、6時40分ぐらいに到着したのですが、海釣り公園はこの通り満員状態。さすがに豆アジが入れ食い状態の情報は伝わっていたようです。

これ以上の早起きは無理だよ~。

餌無しサビキでも豆アジがバンバン釣れるんですが、だんだん飽きが来て (人間ってワガママですね。釣れない時はフグでも・・と思うのに) ムスメたちが戦意喪失、おまけに雨が降ってきたので帰ろうかとも・・・

Mameaji それでもメゲずにへちへち昼過ぎまで釣っていた結果がコレ。約170匹()の釣果となりました。

Mameaji1_1 家内がてんぷらにしてくれました。小さいアジのゼイゴを取るの大変、がんばってくれました。

豆アジのアジは格別で、これぐらい小さいと小骨も全く気にならずおいしくいただきました。

Okoze 例のごとく、家内は胴づき釣りの底物ねらいばかりしていたのですが、今回はやたらと毒を持つオコゼが釣れていました。

これが掛かると、危険なのでワタシの出番となります。

雨が降ると、後始末が大変。くじょ濡れになったので帰ってからカッパや道具類の手入れに時間がかかって、へとへとになりました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »