TL922は手がかかる(3)
実際に行った対策です。
非常にキタナイ配線なんですが、とりあえずツェナー関係は、前回と同じものに取替えました。
そして、重箱に書いてあった保護ヒューズを追加しました。(ヒューズフォルダ内に2Aを入れてます。) ・・・・ しかし、ホントウにこれでツェナーが保護されるのかは実際に起こってみなければわかりません。
パラ止めは、手持ちにあった30Ω5Wの金属皮膜抵抗(レンガ色のやつ)に交換。
・・・写真を撮るのを失念
これは前回に行ったフィラメント電圧調整です。白いテフロン線を直列に入れて5V以下となるようにしました。熱を持ちますが、テフロンなので大丈夫です。
やけに大きい送受切り替えリレーも交換。真空リレーが理想的なんですが、もう少し小さく、カバーが付いているものに交換しました。
このリレーについているスパークギャプ、取り説によると、切り替え時間が遅いためONになる前にドライブが掛かり、高電圧が発生し、その対策とありますが、コレ、設計からしておかしいのでは・・・。
後は、ステップスタートとか、スタンバイリレー回路の低電圧化などまだまだありますが、とりあえずこの状態で様子を見ることとします。
Kenwoodだから大丈夫と思って購入したTL922ですが、技術的には確立されていない所が多くあるのは残念です。開発当時の技術者は、他メーカのマネをした設計とし、そこまで判らなかったんでしょう。まぁ、世の中、完璧な真空管式リニアアンプなんてなさそうな気もしますが・・・Henlyもトランスがレアショートしたりいろいろとありますから。
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コメント
あっちこっちへのコメントすみません。ヒューズ挿入ですが、その後いかがですか? 小生の例のSB-1000の場合、管内放電した瞬間にアウトでした。ヒューズが切れる時間では間に合わないようです。
投稿: JI3KDH 杉山 | 2007年5月 5日 (土) 12時58分
その後、ダミーロードで数回テストしただけなんでまだ解りません。やっぱりヒューズはダメなんかな。となると、プレート回路への低抵抗挿入?
サージ電流で壊れるのか、サージ電圧で壊れるのかどっちなんでしょう。サージ電圧ならZNR(バリスタ)を使えそうな気がしますが。
投稿: JF3DRI | 2007年5月 5日 (土) 17時18分
理屈から行くと電流なんでしょうね。だからこその抵抗挿入になんやと理解していますが…しかし、まだ小生のSB-1000には入れてません。どこへどうやって実装しようか悩みつつ、実はまだ手頃な抵抗自体も見つけられてませんでして。
投稿: JI3KDH | 2007年5月 5日 (土) 20時05分
半導体は、過電圧に弱く、過電流には強いイメージがあるのですが・・・。それと全てショート状態でオープンではない点。
身を挺して犠牲になってくれるよう、もう少し電圧の高いツェナーを並列に入れるのも手かも。(ヒューズじゃなくて、サージが来たらショートする保護デバイスとしてね)
投稿: JF3DRI | 2007年5月 5日 (土) 21時23分