TL922は手がかかる(1)
某ブログで話題になっているトラブル多きTL922、ウチのんも再点検してみたところ・・・
右側のチョークコイルがおかしい・・・。
これはまさにJH2CLV望月さんのところのWebに書かれているとおりの現象だ。
まずは、グリッドRFC無し直接接地と定石になっている3-500Zフィラメント配線順の変更。
銅板でかっこよくやったつもりでしたが、大きな間違いをしていました。解るでしょうか?
このまま電源を入れたところ、ロードVCから火花が飛び、思いっきり発振してしまいました。
なぜこんなことやらかしたかと後で考えるとオーディオで云う“1点アース”に目が眩んでいたからです。
で、対策したのがこっち
“最短距離でシャーシに接地する”・・・結局、高周波ではコレが良いようで。(時と場合によりますか゛・・)
これで発振は止まり、全ては完了したと思ってたんですが・・・。
あ、そうそう、もう1点改良したとこがありました。
TL922の場合、タンク回路のアースおよび、プレートRFCのバイパスコンデンサのアース点と、入力側のアース点が通風のため大きく離れており、これが以前より気になっていました。特にVHF帯アンプでは銅板を敷きつめて最短での戻りを確保し、シャーシに変なRF電流が流れないようにするのが鉄則ですから。
という訳で、1.9MHz,3.5MHz帯の追加固定コンデンサーの下に銅板を挟みこんで入力側へ最短で戻す処理を行いました。ただしこれの効果は???ですが・・・・。
上側(真空管側)から見た写真ですが、バイパスコンデンサから入力側へ戻っているのがお解かりかと・・・。
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