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2007年4月28日 (土)

TL922は手がかかる(1)

某ブログで話題になっているトラブル多きTL922、ウチのんも再点検してみたところ・・・

Tl922_1_1

右側のチョークコイルがおかしい・・・。

これはまさにJH2CLV望月さんのところのWebに書かれているとおりの現象だ。

 

Tl922_2_2 という訳で巷で流行っている改造を行うこととしました。

まずは、グリッドRFC無し直接接地と定石になっている3-500Zフィラメント配線順の変更

Tl922_5_1

  銅板でかっこよくやったつもりでしたが、大きな間違いをしていました。解るでしょうか?

このまま電源を入れたところ、ロードVCから火花が飛び、思いっきり発振してしまいました。

なぜこんなことやらかしたかと後で考えるとオーディオで云う“1点アース”に目が眩んでいたからです。

で、対策したのがこっち   

Tl922_9_1

  “最短距離でシャーシに接地する”・・・結局、高周波ではコレが良いようで。(時と場合によりますか゛・・)

これで発振は止まり、全ては完了したと思ってたんですが・・・。

あ、そうそう、もう1点改良したとこがありました。

Tl922_6_1 TL922の場合、タンク回路のアースおよび、プレートRFCのバイパスコンデンサのアース点と、入力側のアース点が通風のため大きく離れており、これが以前より気になっていました。特にVHF帯アンプでは銅板を敷きつめて最短での戻りを確保し、シャーシに変なRF電流が流れないようにするのが鉄則ですから。

という訳で、1.9MHz,3.5MHz帯の追加固定コンデンサーの下に銅板を挟みこんで入力側へ最短で戻す処理を行いました。ただしこれの効果は???ですが・・・・。

Tl922_7_1

上側(真空管側)から見た写真ですが、バイパスコンデンサから入力側へ戻っているのがお解かりかと・・・。

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