2023年8月 3日 (木)

HP 53181A 周波数カウンター入手とブリスケーラーキット装着

「新しい無線機が欲しい」とは全く思わないのですが手頃な測定器があれば欲しくなるのは私のサガです。Facebookハム交換室に周波数カウンターが売りに出されていたのでつい入手…

53181a
桁数が12もある「高精度マニア御用達」の周波数カウンターです。ルビジウムとかGPS-DOをいじって遊んでいる方はたいてい持っているやつ。

ちなみに無線機の修理で周波数カウンターは、まず使いません。なぜなら、スペアナがカウンター機能を持っており、なおかつかなり微弱な信号であっても周波数測定できるからです。

このカウンターは225MHzまでとなっていますが、実際は300MHzでも測定できました。
ただ、それより高いところはダメで純正のブリスケーラーがあり、そのクローンを個人で作っている方がいるんです。AKCグループのJR1KDA局が頒布していたので早速依頼しました。

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全てのパーツが揃っています。SMD部品実装した経験あれば簡単ってところでしょうか…回路はプリアンプ用のMMICとプリスケーラーIC μPB1507V(3GHzまで)を使ってあります。

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2時間ほどで組み上がりました。
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同軸へのSMAコネクターの装着ですが、Nコネクターをやったことない方は戸惑うかもしれません。

Pre_06

セット内へはこういう感じで取り付けます。

Pre_07

一発で動作しました。SSGからの1GHzをカウントしてみたところです。
53181AのリファレンスにOCXOが入っていないので6桁程度の精度しか出ません。これはGPS-DO, ルビジウム基準を使う高精度沼の入り口に来たことになります。

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2023年7月31日 (月)

音声合成を用いた動画作成にチャレンジ

(動画の中身にはほとんど意味ありません…)

アマチュア無線の技術解説など、難解なものをこういう動画で説明できればわかりやすいかな?? と考えて作ってみました。Youtuberが良く使っているやつです。ちなみに、ここまでソフト操作をマスターするに1ヶ月以上…そして、この30秒の動画を作るに1時間… キャラクター(立ち絵)の動き、口パク/目パチさせるのにいろいろ手順を踏む必要があって、そのあたりが難しいです。

もうすぐ年金を貰うという年齢に逆らって若者に付いていこう!! としている高齢者のあがきでございます

★作成に使うものは下記のようなソフト(すべてフリーソフト)

・音声合成ソフト VOCEVOX
・動画編集ソフト ゆっくりムービーメーカ4
・ずんだもん、四国めたん立ち絵 : 坂本アヒル氏作のPSDファイル
・口パク、目パチ、キャラを動かすために :  PSDTool


★クレジット表記 
(商用以外で使う場合で無い時は必要無いようですが…)
VOCEVOX : ずんだもん
VOCEVOX : 四国めたん
立ち絵 : 坂本アヒル氏

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2023年7月30日 (日)

3,000,000 PV達成

Blog

更新頻度がかなり低下しているのですが、300万PVを達成したようです。

過去の修理記事に人気がまだあってそれ目当てに検索かから訪れる方が大半なようで、一時は全記事の削除も考えたのですが、要望があったのでそのまま残すことととしています。

ブログに書きたい記事はいろいろあるのですがTwitter/Facebookに書いてしまうと2番煎じみたいな気になってどーしても書かなくなってしまいます。いちいちログインするのもめんどうだし、動画公開するにはYoutubeからリング埋め込みというやっかいな手順を踏む必要あるから。

それでも、これからも時々訪れてください。

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2023年7月24日 (月)

リュウゼツラン、50年を経て開花(最終)

開花が始まってからの進行は早いです。

黄色くて先に出てきたのは「雄しべ」のようで、少し遅れて「雌しべ」が出て雄しべは枯れてしまうプロセスを踏むようです。

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真ん中にあるのが雌しべ。

花の香りはまったく感じられません。昆虫が寄ってくる訳でもなさそうだし。

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最初に開花した部分は既にしおれてきました。

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上部はまだつぼみ状態。

開花までの報告は以上にりますが、この高さ6.2mある柱がどのように枯れていくのか、全体はどうなるかを後日レポートしたいと思います。

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2023年7月21日 (金)

リュウゼツラン、50年を経て開花(もう少し)

もっと早く開花するかと思っていたのですが、ゆっくりなようです。

下の段から黄色い雄しべ?? 雌しべ?? のようなものがようやく出てきました。

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全部、一気に開花するのではなく、下の段から順次開花していくようです。



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2023年7月14日 (金)

リュウゼツラン、50年を経て開花

車庫にあるリュウゼツラン、私が小学生の頃からここに植えてあるのは確かであり、一度も開花はしておらずこれが開花するなんで全く思っていなかったのですが約50年を経て開花が始まりました。

5月23日に初めて真ん中から大きな軸が伸びていのことに気づき、どんどん成長してゆきました。

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そして1ヶ月後、6月26日にはこんな感じに。。。。
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その後、7月に入って・・・高さはゆうに6mはある感じに。

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7月14日現在、開花はまだですが黄色い花が咲くようで見守っています。


開花した後、枯れてしまい50年の生涯を閉じるようで、人の寿命からしても一生に一度しか見ることができないことを思うとなかなか感慨深いものがあります。

完全に開花したら、また報告します。

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2023年5月14日 (日)

古いテスターはハカイダーとなる危険性

三和の古いテスター、普段はあまり使っていないCX-505です。
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単三電池が液漏れして、フォルダーとなっていた金具がボロボロになっていました。そこで、市販されている単四電池に変更です。

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単三電池が付いていたところにぴったりと収まり、修理完了。

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しかし、抵抗レンジのX10に使っている22.5V電池が入手困難です…

だが、良く考えて見ると・・・
今の時代では、22.5Vも印加してしまうと一瞬で破壊されてしまうデバイスが多数あることにふと気づきました。
例えば3.3V系で動作するCMOS, CPU などなど。不用意にこのテスターで導通を測定すると知らぬ間にそこらじゅうのデバイスを破壊していたという恐ろしい結果になることがわかりました。これ、名付けて「ハカイダーテスター」です。

22.5Vの電池は入手できなくなって良かったと考えることに。

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2023年4月30日 (日)

Collins KWM-2A の修理とTwitterでのプチバズリ

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知り合いのOMさんよりCollins KWM-2Aを修理してくれないかと依頼があり、引き受けました。
1960年代に販売され、26,000台も製造された機種でTRIOやYAESUのSSB機のお手本になったような先駆け的存在な無線機です。

受信も送信もできません・・・

AFからチェックしていきました。VRを上げるとサー音は出るのでIF以降は生きており、それより前に不具合が。
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リレーに接触不良があることを突き止めました。50年前のリレーなんて当然入手できないので接点洗浄ってことで分解です。IPAを染み込ませた紙で接点を擦ると真っ黒・・・。これで受信はできるようになりました。

でも送信がダメです。

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この機種はCWやTUNE時は1750Hzのトーン発振器を動作させて、いわばマイクの前で口笛を吹いてシングルトーンを出すしくみになっています。1750Hzはスペアナで見ることできないのでオシロも登場させての原因探りとなりました。

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内部配線はこんな具合…スパゲッティ??  カオス??? 配線を追いかけるのか非常に大変。

この写真をTwitterに上げることで後述する「プチバズリ」が発生します。

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送信できない原因はコレでした。
(写真みても何の部品だかわからないと思う、多分)

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これ、バランスドモジュレーターに使っている4本をワンパッケージに入れたクワッド・ダイオードなんです。当然、こんなものありません。無いので作るしか対策は無しです。

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1S73Aというゲルマニュウムダイオードが多数所持しているのでこれでブリッジを組んでみることに。「ブリッジ」じゃありませんでした、似ているけど向きが異なり、これはリングダイオードですよね。

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ピンボケで見ずらいですが、うまく動作しました。
(キャリアバランス調整は必要)

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米国仕様なのでAC 115Vで動作させるのが通常、それをAC 100Vで動作させているのでこんなもんです。

まだまだ不具合はありますが、ひとまず動作するところまで持ってくることには成功です。

<バズリの原因>

あのカオスな配線をTwitterで見た方。。。

2500以上のいいね、940のRT、30万 PV・・・が付きました。
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そのコメントは。

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多くのコメントが「なぜ基板を使わないんだ」という意見。
今の技術者はシャーシ+ラグ板でこのような配線を行っていた時代を知らないので「配線において基板は基本であって必然なもの」と考えているようで、この配線が新鮮に映ったんでしょうね。確かにあの配線で20年間に渡り26,000台も製造されたのは不思議ですが、ジェネレーションギャップを感じた次第です。

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2023年4月16日 (日)

中国より仕入れたアクリル板を使ったニキシー管風時計

Aliexperssより表面実装部品(LED, CPU他)のハンダ付が必要なキットを購入してみました。

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フルカラーLED 122個(ハンダ箇所732)、48pin QFP CPUとなかなか難易度は高いです。ローガンと戦いながら苦行を楽しむって感じ。

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60個のアクリル板、保護シールを取るのもかなりめんどうな作業。

組み立て後「3」のみ色が正常でないことに気づき、それで数時間悩むことに。配線図が無いので使ってある中国製のマイコンのデータをダウンロードしてみたり…(中国語で全くわからず)、ヤマカンでテスターで追ってみたり。やっとLEDのハンダブリッジだと解った時はおもいっきり安堵しました。

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2023年3月 3日 (金)

数年ぶりに和文電信を叩いてみる


少なくとも5年以上やっていなかった和文電信を叩いてみた。これだけ期間が開いても指は覚えているようで、ところどころ打ち間違いはあるものの定形QSOパーターンを打つことができた。

ちなみに打った内容は・・・

ホレ ホレ コンバンワ ドウモオコエガケアリガトウゴザイマス ワタシノナマエハ ニシムラ ニシムラ トモウシマス コンゴトモヨロシクオネガイシマス ラタ DE JF3DRI KN

1アマの電気通信術試験に何度も落第して苦労したことと、いっとき21MHzの和文電信グループに加わってやっていたことも、覚えている要因になっていそうです。

私の和文電信に関する感想は以下のようなものです

・試験は別として一字一句、紙に筆記するものではない。符号そのもので相手の言葉を理解するもの。
・和文QSOにおいては名前、QTH、QSLカードの扱い程度を集中して書き取り後は適当に流す。
(欧文ラバスタも同じ)
・キーイング速度は、遅くとも速くともダメ。自分に合ったちょうど良いところがある。
・何気ないおしゃべり能力が試される。
・その意味では和文QSOをやるYL局には絶対負ける、井戸端会議能力は男性はかなわない。

どっぷりと和文QSOにハマることは無いと思いますが、パソコン画面からFT8でDXをぽちぽちするのもそろそろ飽いてきたことだし忘れない程度にやっていきたいと考えています。

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«RAYTHEON 6KN6=6KD6ではないかという考察