2023年3月 3日 (金)

数年ぶりに和文電信を叩いてみる


少なくとも5年以上やっていなかった和文電信を叩いてみた。これだけ期間が開いても指は覚えているようで、ところどころ打ち間違いはあるものの定形QSOパーターンを打つことができた。

ちなみに打った内容は・・・

ホレ ホレ コンバンワ ドウモオコエガケアリガトウゴザイマス ワタシノナマエハ ニシムラ ニシムラ トモウシマス コンゴトモヨロシクオネガイシマス ラタ DE JF3DRI KN

1アマの電気通信術試験に何度も落第して苦労したことと、いっとき21MHzの和文電信グループに加わってやっていたことも、覚えている要因になっていそうです。

私の和文電信に関する感想は以下のようなものです

・試験は別として一字一句、紙に筆記するものではない。符号そのもので相手の言葉を理解するもの。
・和文QSOにおいては名前、QTH、QSLカードの扱い程度を集中して書き取り後は適当に流す。
(欧文ラバスタも同じ)
・キーイング速度は、遅くとも速くともダメ。自分に合ったちょうど良いところがある。
・何気ないおしゃべり能力が試される。
・その意味では和文QSOをやるYL局には絶対負ける、井戸端会議能力は男性はかなわない。

どっぷりと和文QSOにハマることは無いと思いますが、パソコン画面からFT8でDXをぽちぽちするのもそろそろ飽いてきたことだし忘れない程度にやっていきたいと考えています。

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2023年2月14日 (火)

RAYTHEON 6KN6=6KD6ではないかという考察


もう真空管集めとか、真空管で何かを作ることはやらないことにしているのですが、染み渡ったクセでオークションを見るとつい不要なものを落札してしまいます。

6KN6いう聞き慣れないCTV用水平出力管が出品されていたので落札してみました。RAYTHEONブランドだけどグリーンベルトだしひょっとしたらこれは…ということで。

そんなタマ知らんわ!! ってことで当然誰も見向きもしないネコマタギなので4本1,100円で落札。
6kn6_02
6kn6_01
で、その目論見は東芝の6KD6を名前を変えてRAYTHEONブランド(RAYTHEONは軍事企業で民生品作っていない??)で輸出していたものではないかということで、東芝の6KD6と外観比較してみたところ全く同じでした。(写真の左が6KD6です)
6kn6_03
6kn6_04
6kn6_05
マイカ板の形状も同じ。これは、まず間違いなく東芝の6KD6です。MADE IN JAPANとも書かれてますし。

6KN6という真空管の規格を調べてみましょう。
6kn6_06

6KD6とは微妙に規格が異なっています。しかし、注目するところは

「2 Section in Parallel 」

と書かれていることです。文字の通り、2つのユニットをパラレル接続して封入となってます。大量生産されコスト面で非常にキビシイ要求される、カラーテレビの水平出力管がコストのかかる2つのユニット封入なんてするでしょうか??

私はこう推察しました。

開発当初はパラレル接続したものだったが、6KD6と差し替えてみるとそのまま使えた。
しかもコストが安い!! なので保守用として東芝の6KD6を6KN6とマーキングして売ってしまえ!!

FTDX401やFL-2000が手元に無いので、実際に挿して使えるかの検証が必要で100%そうだという確証はありませんが、まず間違いないと思われます。


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2023年2月13日 (月)

10m/30m WAS完成

10mと30mのWASが完成したので、30m~10mの6バンドでWASができました。

Was_all_7

10mは最後に残ったのがRI ロードアイランド、30mはND ノースダコタでした。

・10mは、このところのSSN上昇でコンデションが良くなるのはいいんてすが28.074MHzの混雑はすざまじく出る隙間が無いような状態となり、欲しいところが見えてもQRMで潰される状況が続きました。その中でK1FTと交信することに成功しました。

・30mは、当初視野に無かったのですが完成したとの声をあちこちから耳にしWAS探しをすることに。このバンドは向こうが明るい時間帯にも飛ぶので、どんどん増えて行きました。ちなみに米国では何故かこのバントは200W制限があり、とんでもなく強いという局はいない感じです。出ている局も少なく10.136MHzは珍局が出ていない限りいつもすいています。すいているので、SN=-15dB以下の局でも案外ちゃんと取ってくれました。しかし、最後に残ったNDはなかなかできません。アマチュア局の絶対数が少ない州であり、またハイバンドのコンデションが良いのでみんな上の周波数で運用していると思慮しました。そんな中、ようやくNS0Qを見つけQSO成立しました。

JTAlertを使っていたので30m WAS完成したよのつたない英語でメッセージを送付してみました。通じたようでCongが返ってきたのは嬉しかっです。
Ns0q

残るは40mのVT, DEですがJAがSRの時間帯と向こうがSSの重なる時間帯が季節が進み、存在しなくなったため朝からは東海岸がまったくみえなくなって、秋まで待つ必要があるかもしれません・・・。
Na_20230213100501

その他160/80/6mですが、6mは毎年のごとく気合を入れてマルチホップEsで狙うにせよ、160/80は無理そうです。
DXCC オナーロールは難しいですがWASハントはなかなか楽しませてくれました。

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2023年1月20日 (金)

12m WAS完成と40m WASの考察

40mと12m、どちらが早くWASを完成するか試していたのですが最近のSSN上昇に共なって12m朝のコンデションが良く12m WASが先に完成しました。
12m_was_2

途中までは同じペースで増えていたのですが1月に入ってから北米東海岸の難所が良く見えるようになり、足踏みしている40mを横目にラストスパートで一気に完成したという感じです。最後はロードアイランド(RI)でした。100W + RDP で完成するのですから、驚異的と言ってもいいかも。

一方、40mは難所東海岸のコンデション(パス)と局が少ないワイオミング州が見つからずで進みません。
残りデラウェアDE, ロードアイランドRI, バーモントVT, ワイオミングWYの4つ。

(日本が夜のパス)
Aa1bs_02
(日本が朝のパス)
Aa1bs_01

40mは基本的に昼間はDX向けに飛びません。

東海岸とのパスは

・JAが夜で向こう側が日の出時間
・JAが日の出で向こう側が夕刻~夜

の2つあり、これを狙ってワッチしているのですが、コンデションとQRMが多いせいもあってなかなか難しいです。
10mも残り2つ(RIとVT)なので並行して狙っていきたいと考えてます。

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2023年1月10日 (火)

オシロスコープ時計、アナログオシロとデジタルオシロの比較

ラジオペンチさんのブログに掲載されているESP32を用いたオシロスコープ時計のスケッチ
http://radiopench.blog96.fc2.com/blog-entry-1069.html
を書き込んでアナログオシロとデジタルオシロで同時表示し比較してみました。X,Yなのでデジタルオシロはきれいに描画できずまた遅れも生じます。

押入れに鎮座している、古い低スペックのアナログオシロの使い道ってところでしょうか。

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2023年1月 3日 (火)

年末・年始はソフトを触りたくなる。

なぜだか、年末年始になるとArduino とかESP32を触りたくなります。


最初にアニメキャラのBitmapを出すようにしてみました。これだけで何時間かかったことやら。フォントもいろいろいじってみたり。自作する上では他人様が作ったもの、そのまま作るよりちょっとだけでもオリジナリティ出したいもんね。

Si5351A, 1.3インチOLED(SH1106), Arduino Pro mini(3.3V) を使っています。

Si5351a

難解なSi5351Aもようやく使いこなせるようになりました。


こんなのも作ってみたりして。

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2023年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。


リンク埋め込みがうまくいかない…
Hny_2023

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2022年12月21日 (水)

160mバンドは送信/受信を別アンテナにするべきか??

160mの受信には、RDP (RN4MCX 40/30/17/12m 高さ19m)で行うことがSN最良であることが最近わかりました。

その様子を動画に撮りましたのでご覧ください(字幕ONしてね)

 

 

この動画では

  ①スローパー(18m高)
  ②7MHz フルサイズINV(12m高、バラン無し)
  ③RDP(19m高、バラン付き)
  ④TA-33 (18m高、バラン無し)

を切り替えてノイズの具合を比較したものです。

③のRDPがノイズを受けなくやけに静かであることがおわかりかと思います。なぜ、こんなに静かなのか他のアンテナとの大きな違いは「バランが入っているかいないか」によるものと判断しましたが他にも何かあるのかもしれません。

1213_160m

12月13日の早朝、1.840MHz FT8をRDPで受信したものです。初めてドーバー海峡超えのスコットランドとかマン島が見えました。スローパーでは何も見えませんでした。当然、100Wでは飛ばす交信はできませんが。

S21dx_160

こちらはS21DX バングラデッシュの信号です。大御所キロワッターが盛んに呼んでも応答無かったようで、JAからQSOに至ったのはほんの数局のみだったように思えます。向こうの信号が見えただけでも大収穫。

160m、長いことやってますが送信アンテナと受信アンテナは別にしたほうが良さそうです。

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2022年12月 6日 (火)

2022年12月度1アマ、スミスチャートの問題解説

昭和の時代に1アマを取得してますが1アマに出題される問題は時代と共に移り変わり、私が受験した時とずいぶん変わっています。なので、いつも試験が有った時に「もし今の自分だったらどうか?? もう一度受験したら合格するのか???」と気になって問題を眺めています。

ロジック回路やデジタル回路、そしてデジタル変調、SDRも多数出題されるようになっていて、自分の技術的知識向上のためにも知っておきたいこともあります。

さて、12月の問題ですが全般的に非常に難しのが出題されたように思います。その中で、スミスチャートに関するものがあったので、最近このブログにスミスチャートの基礎を書き込んだこともあって解説してみたいと思います。

過去に書き込んだ記事は ここ と ここ です。

1ama_01

これが出題された問題・・・まさにアンテナマッチングの基本というような問題で、Nano VNAを使いこなしてらっしゃる方は何も難しくは無いと思います。

まず・・・

1ama_04

P点はスミスチャート上の上半分にあるので、インダクティブ(誘導性)のリアクタンスがあることがわかります。ということは、キャパシタンス(コンデンサー)で誘導性分を打ち消せばマッチングが取れるってことです。マッチングを取るとは、P点をチャート上のど真ん中に移動させること。

この時点で問題の回答選択から、上半分にあるので1,2,3、いずれかとなりコイルを入れるってことは無いので4,5は除外となります。

また、もう1点重要なのは「正規化されているものとする」と記載があるので、P点は 1+j0.5 Ω ⇒ 50+j25 Ω と読み取ることがポイントです。

リアクタンス成分の +j25 を -j25のコンデンサで打ち消せば リアクタンス成分無しの50Ωになってマッチングが取れることとなります。

コンデンサを「並列に入れる」「直列に入れる」かですが、スミスチャートの等抵抗円を動かしたい場合は「直列」です。
この時点で1,2,3のうち2が消去されて1か3が答えとなります。

後は10MHzで -25Ω となる C キャパシタンスを求めれば良いってことに。

1番の 2000/π pF を代入した計算式が下記。
1ama_05
ちゃんと25Ωになりましたね。なので1番が正解。

1ama_02

試験会場では使えませんが、スミスチャードでマッチングを取るソフトだと一発で求められます。

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2022年11月25日 (金)

160mで南米CXとの交信に成功

160mでウルグアイCX6VMとの交信に成功したので、ちょっとばかりその考察を。

Cx6vm_160

TwitterでCXが見えているとの情報があったのですぐさま160mをワッチ。ワッチ開始時は SN= -14~-16dB なのでこれは無理かなとコールしていると、突然SNがマイナス一桁台に。幸運にも-19dBで返ってきたけどRR73貰えず。もうダメかなと数回送ったところ、なんとかぎりぎり73が返って交信成立となりました。

Cx6vm_160a

その時のWFです。マイナス一桁でデコードできたのは9回のみ、時間で言うと5分弱だけ。
幸運にも、このPeak時に拾ってもらえたんです。

アンテナは相変わらず使っている短縮スローパー+IC7600の100W、タイミングとくじ運さえ合えば100Wでも南米と交信可能なのですね。

Cx6vm_160b

その時のPSKRを見たところ、こちらJAがSS(Sun Set),  相手CXがSR(Sun Rise) と季節的/地理的に両方ともグレーラインにかかる時期なのでたった5分だけ信号が強くなるのに納得できました。

CXがフェードアウトした後、LUを呼ぶJAがたくさん出てきましたが当方では見えませんでした。SRのラインがCX⇒LUと移動したためですね。160mでの南米狙いは、今の時期とLUとQSOできた2月中旬が最も良いと言えるんじゃないでしょうか。

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