TS-180S/V 久々の修理記事 WARCバンド改造(その3完)
私が老いぼれて長時間の回路解析が続かなくなったのが要因ですが、難航しています。回路を追うに、一度中断してしまうとまたイチからやり直しになって時間ばかりかかってしまうような感じ。気付いたら完徹していたなんてこともあったのですがもうそんな気力も体力も続かなくなってしまってます。
<メモリーバックアップ電池の謎>
こんなカタチのバックアップ電池、見たことありません...リチウム電池なのか? 水銀電池なのか??
画層検索しても出てきません。電圧は回路図から4.5Vということのみしか。
Xで尋ねても回答が返ってきません。ただ大きなヒントが
「それ、電池ケースではないですか?」
やっと解りました...
相当悩まされました...
(これは初見にはわからん!!)
<送信拡張のダイオードマトリクス>
1.8MHzは1912±2.5KHzのみ
3.5MHzは3.575MHzまで
7MHzは7.1MHzまで
旧バンドプランにガッチガチにしてあります。
【問1】上記のダイオードマトリクスでバント拡張したく取り外すべきダイオードを述べよ。
これはサービスマニュアルにDistination (仕向け地)が書かれていて図のダイオードをカットすることで米国向けとなってバンド送信拡張ができました。
<ALCメーター調整の謎>
28MHz帯のALCメーター感度の調整がサービスマニュアルに書かれています。
配線図では...
しかし、回路を追うとVR11は28MHz帯ではなく10MHz帯なんです。
じゃぁ、28MHzはどこに??? 配線図からすると U という端子が怪しく全部回路を追ったのですが調整VRらしきものはどこにもありませんでした。サービスマニュアルの間違いか、あるいはWARC付きモデルは別なのかもしれませんがお手上げです。
対処としてはALCの振れが悪いだけであってちゃんと制限はかかるのでこれ以上の深追いはしないことにしました。
(私の能力の限界)
キャリアポイント、リファレンス、基準電圧、バンドトラッキングなどいろいろと調整して完了としました。100Wきっちり出ないバントもありますが、このあたりも限界ってところです。という訳で完了と致します。なかなか手ごわい機種でした。
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