« FL-2100B 整備 | トップページ | TS-680 PLLアンロック他 »

2016年8月 1日 (月)

FT-625D 送受不可 表示点滅

625_00_2 YAESU FT-625D 初顔機種です。デジタルカウンター表示が全て点滅して送受できないとのことでお預かりしました。オーナー様は、PLLアンロックを疑われましたが、当機種はPLLを使っておらず、プリミックス方式のオーソドックな回路でした。

625_01

CALL」にすると51MHzと表示はFIXされます。よってVFO系が何か不具合あるのではと調べたのですが、問題ありません。回路を追ってようやく解ったのが、CHANNELスイッチの接触不良でした。接点洗浄で送受可能となりました。

625_02

625_03


アナログダイヤル照明が点灯せず、せっかくの赤LEDと青のコントラストが台無しに。切れたムギ球をLED化しました。交換には一旦、カウンターユニットを取り外す必要があります。

625_04

全体の再調整、動作確認をしていると、USBに限って、カウンター表示が2kHz程度ズレており、調整で合わせこむことができません。
LSB, USB, CW, FMすべてカウンター表示を調整するという、今では考えられない回路になっていました。
(この発振器は、受信回路には何ら関係ありません)

625_05

625_06


水晶発振子が長年により低い周波数へ経年変化してしまったようです。そこで、トリマコンデンサで合わせられるよう、パラに接続してある47PFを30PFに変更することで、合わせこみができるようになりました。

その他、キャリアポイント(LSB側が大幅ズレ)、キャリアバランス等を調整し、完了としました。ファイナルに余裕があるので、パワーが良く出るので、この機種は重宝がられ未だに人気機種ですね。

|

« FL-2100B 整備 | トップページ | TS-680 PLLアンロック他 »

無線機修理/リストア」カテゴリの記事

コメント

 清掃後の写真だからでしょうか? 年代の割にはきれいな個体ですね。そして、個人的にはものすごい懐かしい思いがあります。
 学生時代、高嶺の花だったこの機械を一週間だけ自宅で使わせていただく機会に恵まれたのを思い出しました。その時の感触では、混変調なにするものぞ、まずは感度あってのものってな感じだったように記憶してます。程度のいいのがあればぜひまた手元に置いておきたい一台ですね。

投稿: JI3KDH | 2016年8月 3日 (水) 20時40分

回路的には「力技」で設計したような感じで、初代FT-901DMのように、運用する毎に、そしてモードを変えるたびにカウンター表示をマーカーで校正せねばならないことは回避してます。確かに高級感が有って良い無線機ですが、新しい無線機を持っているなら「飾りリグ」になってしまいそうです。

投稿: JF3DRI | 2016年8月 5日 (金) 21時14分

この機械のA3変調はとてもきれいでした。
7セグLEDの寿命が気になりますね。

投稿: jf3lop | 2016年8月13日 (土) 21時03分

20年以上眠っているFT-625Dがあります
修理お願いしてCWで再開したいと思います
ケースには錆が出て可哀想です
修理代は目安としましていくらかかりますか
お願いします。

投稿: 伊藤 孝 | 2017年1月26日 (木) 22時20分

左のカテゴリーメニューにある
「1.修理のご依頼について」
をよく読んでいただき、メールでお願いします。

投稿: JF3DRI | 2017年1月27日 (金) 09時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137948/63999576

この記事へのトラックバック一覧です: FT-625D 送受不可 表示点滅:

« FL-2100B 整備 | トップページ | TS-680 PLLアンロック他 »