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2016年4月10日 (日)

IC-729 + AT-160 修理

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ICOM IC-729とその純正ATU AT-160がくっついたものの修理依頼です。送受がおかしく、50MHz帯も5W程度しか出ないとのことでお預かりしました。

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SSBを受信してみると、音が濁って歪んだ感じ。これはおかしいと7MHzのCW電波をスペアナでみると、裾野が広がった酷い電波

これでは、送信も受信も、まともな音になりません。

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原因はメインVCOの大幅ズレで、4つ共ズレていました。サービスマニュアル通りに調整してOKとなりました。トリマー不具合も視野に入れたのですが、大丈夫でした。

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50MHzの出力が3W~5Wとふらついて非常に不安定。最初はALC回路を必死で当たったのですが、問題なさそう。ネット検索したところ、当機種はリレーの接触不良が原因で不安定になるとの記事があちこちに。
リレーは、結構奥のややこしいところにあります。

729_04 代替品が無いので、リレーを取り外して接点の洗浄。確かに接触抵抗が上昇していました。

これで、バッチリ50MHz 12W出力が出るようになりました。IC-726/729で50MHz出力のみが不安定な時は、これが不良となっているのは間違いなさそうです。

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メモリーバックアップ電池が3Vを切っているので、CR2032+ソケットに交換です。

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そのまま、数時間エージングしていると突然受信できない周波数が出てきました。当方でも何度も修理しているサブループVCO不良の症状です。
トリマーを回してVCO電圧を調整しようとしても、あちこち飛んでできません。トリマーの不良で交換することでようやく正常となりました。

その他、リファレンス周波数、キャリアポイントもズレており再調整を実施。
<AT-160が動作しない>

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最後にAT-160を接続して、チューニングが取れるかをチェック。ここに来てチューニングが取れません。オーナー様は気がついていなかったようです。

ずいぶんと調べたのですが、本体からのバンドデーターで切り替えリレーは動作するものの、バリコンを回すモーターが無反応です。バリコンの角度を検出するポテンショメーターらしき物も付いており、サーボ機構となっているのはわかるのですが、サービスマニュアルや配線図も見つからず、この分野はテリトリー外(?)なので、不本意ながら修理は見送らせていただきました

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