« 2016年1月 | トップページ | 2016年3月 »

2016年2月

2016年2月27日 (土)

FT-757GX 臓器移植

757_05

ディスプレイドライバーIC不良のため、修理不能だったFT-757GX、幾度もメールでやり取りし、オーナー様はどうしても修理して使いたいとの強い想いがあり、オークションでFT-757SXの動作品を落札し、当方へ送付されました。

757_06

ドナーである FT-757SX から臓器摘出手術を実施します。健康なカラダからの摘出なので、倫理委員会は通らないでしょうね。 異議申し立てされるかもわかりませんww

757_08

移植手術は、拒否反応も無く無事に完了しました。なお、出術に費やした時間は、2時間ぐらいでしょうか。

757_07_2

術後の健康診断を実施したところ、18MHz/24MHzが送信不可の状態のままであることがわかりました。FT-757GXⅡとは異なるので、回路を追ったところ、解除するには、写真のダイオードを2つカットすればOKということが解りました。

その他、28MHzの100W化、各種再調整を実施し、完了としました。

※今回の修理のように、治療方針をオーナー様とやり取りし、意向に合った方向とするため、修理依頼は メールでの受付のみ としております。未だに直接電話を掛けてこられる方がいらっしゃいますが、電話だとこのような方向性を決めることが難しくトラブルの原因となるため、一切受け付けておりません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月23日 (火)

TL-922 送受切り替えリレー交換

922_00

KENWOOD リニアアンプ TL-922 受信が途切れるとのことでお預かりしました。送受切り替えリレーの不具合であるのは、確定しており、治療方法として・・・

 ①現リレー接点を洗浄する。
 ②密閉型のリレーに交換する。


のいづれかを提案したところ、②をオーナー様は選択されました。改造に当たるため、本来は実施しないポリシーですが、私の所有TL-922で実績があるので提案/お受けした次第です。
更に、真空リレーへの交換も要望ありましたが、入手難だし、大きな改造となるため、そこまではご勘弁いただきました。

922_02

922_03


取り外したパワーリレー。接点がむき出しだし、大電力パワーリレーは微弱信号を通す用途に使ってはならないと仕様に明記されています。目視したところ、接点が酸化して確かにこれではダメだという感触でした。

922_04

リレーの規格をいろいろと調べ、使えそうなものを探したところ、オムロンのロングセラー品、G2R-1が目に止まりました。単極なので、これを2つ使ってやろうという魂胆です。DC 100V仕様が必要なので、即納できるところは無く、一週間程度の納期で入手しました。

すいません、交換後の写真を撮り忘れたようでありません。過去のTL-922カテゴリーの中に、私のTL-922で実施したものがあるので、参考にして下さい。

922_05

922_06


例のごとく、不安定要素であるグリッドRFCを除去し、ベタアースに。そしてフィラメント配線変更とカップリングコンデンサー強化を実施しました。

922_07

更にアースリターンの強化。プレートVCからグリッド近辺へ近距離で配線。

922_01

既にKenwoodのサービスに依頼されたようで、送信管3-500zAmperex製となっていました。IP=500mA, IG=150mAで1kW以上をマーク。もう少しドライブを上げても大丈夫ですが、無理しないでこのあたりで使うのが良いと思われます。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2016年2月16日 (火)

MFJ-269アンテナアナライザー修理

Mfj_00

アンテナアナライザー MFJ-269 の修理依頼。針が振り切って正常動作せず、コネクター部を動かすと変化するとのことでお預かりしました。

Mfj_01

ダミーを付けても、確かに針は振り切り状態。液晶もオープン状態表示。コネクターを動かしてみると、確かに変化します
これは、ハンダクラックだと、ここで確信を得ました。

Mfj_02

Mfj_03

配線図を探し当てて、分解作業。いわゆるアメリカン品質で、機構部品設計は良くありません。ハンダが怪しいのは、コネクターが付いている周辺。
ただし、マイコンのプログラムはうまく作ってあり、非常に多機能で良くできています。その分、回路もかなり複雑で多数のチップ部品が使われています。

Mfj_04

コネクターが基板に直接取り付けてあり、この機構構造だとコネクターに力が加わった場合、基板へ曲げや歪みの応力がかかるため、ハンダが外れる可能性がありますね。

拡大鏡で詳しく調べましたが、ハンダ不良箇所を特定できなかったので、この周辺のハンダを全てやり直しを実施したところ、正常となりました。

校正はしてませんが、50ΩのダミーでSWR=1.0付近、75ΩのダミーでSWR=1.5付近となったので、完了としました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年2月 8日 (月)

FT-2312 パワーモジュール殻割り

2312_03

当局が使っている1200MHzモービル機 YAESU FT-2312 が突然送信出力が出なくなってしまいました。調べたところ、ドライバー段のパワーモジュールがNGであることが判明。M67732 というもので、入手困難。ちょっとの望みをかけてモジュールの殻割りをやってました。

2312_00

受信OKですが、全くパワーが出ません。

2312_01

このモジュールを取り出すのは結構たいへん。全部分解する必要があります。

2312_02

厳重にシールドされていて、ようやく取り出せました。

2312_04

パワーモジュールは3段アンプになっており、2段目と3段目のデバイスがNGのようです。半田クラックなどを期待したのですが、これではダメ。諦めることとしました。

自分が所持している機種なので、こんなことしますが、依頼を受けた無線機はここまでやりませんのでご安心を。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年1月 | トップページ | 2016年3月 »