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2015年11月15日 (日)

IC-820D 144MHz送信できない

820_00

ICOM IC-820D  144/430オールモード機。144MHzの送信のみNG、その他はOKとのことでお預かりしました。お初にお目にかかる機種です。

IC-736と共に液晶がNGになるとむ交換パーツが無いため、NGとなると対応が難しい無線機ですね。幸い、この個体は大丈夫のようです。

144MHzの送信のみができないとのことで、144MHzに関わる送信系を調べていくと、クリスタルフィルターを通った後の送信IF信号が欠損してます。それで、IF段を調べると144MHz送信時にあるべき電圧が無いことを確認しました。

マイコンが絡んでいて、回路的には相当複雑・・・。まずは、オールリセットをやってみましたが症状は同じ。JAの送信範囲を超えた場合に送信がインヒビットになる機能が働いているのではないかと、CPUまわりを見てもわかりません。ん?? CPUの不良か・・・だったら私では修理できないなと考えつつも、アタマを冷やして再度回路図を追うと、144MHz PAユニットに送信時のみ電源を供給する配線を発見。そこから逆に回路を辿っていくことで、ようやくCPUからの信号で送信時のIF段の電圧をON/OFFしている場所が特定できました。

820_05

CPUからの信号で、シフトレジスタ―BU4094BFの13番ピンが144MHz, 11番ピンが430MHz選択時にそれぞれHighになることがようやく理解でき、そこをチェックすると、デジトラQ45のベースは144MHz送信でちゃんと5Vとなるのに、出力側が9Vのままで、このデジトラが不良であることをようやく突き止めました。


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820_02

チップタイプが手持ちに無いので、挿入タイプに交換。拡大鏡を使っての細かい作業です。

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やっぱり表面実装部品はイヤです。気を使うし目がしょぼしょぼして^^


820_04

その他、リファレンス周波数の再調整(100Hz程度ズレてました)、他の確認をして完了としました。

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