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2015年4月 3日 (金)

FT-901DM 休眠からの目覚め

901_00

YAESU FT-901DM FT-101Zの上位モデルで高級機ですね。この機種の修理は初めてとなります。長い間保管してあって、電源スイッチすら恐ろしくて入れることができない、なんとか復活させて欲しいとの事でお預かりしました。

こちらへやってきて、とりあえずは目視チェック、電源を恐る恐る入れてみたところ煙モクモクやバーンってことは無かったのですが、スイッチ類が押すと元に戻らなくなる、ほとんど全て接触不良の嵐。そして、VR類も全てガリオームで言うことを聞いてくれません。

接点のクリーニングとエージングを実施したところ、なんとか動作するようになりました。やはり、使ってやらなければダメですね。
901_03動作チェックしていたところ・・・
10MHzバンドでダイヤルを回しても周波数が変化しません。9.7MHzと下の方で止まったまま。受信もしていない模様。

901_04

回路を調べたところ、この機種はTS-820と同じく、アナログVFOで局発のPLLをロックさせる方式を取っていました。
10MHzを得るための水晶発振はOK, ではVCOユニットか・・っことで、スペアナで診てみると発振はしています。しかし、VCO電圧が低くフリーランの状態になっていました。
発振してるのに、なぜ、ここだけロックしない????

局発出力のレベルを診ると、このバンドのみ極端に小さいことがわかりました。

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発振しているのに出力が出てこない・・・これは、スイッチングダイオードがONしていないのでは??? と目星をつけました。

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蝋の海を発掘。事前に対潜哨戒機(P3C)を飛ばし、ソノブイ投下と十分な索敵および、これまでの知識・経験を全て考察して行った結果、蝋の海から敵潜水艦をピンポイントで発見することができました。
なんと、ダイオードが割れていました。なぜ、蝋の海に使っているダイオードが割れたのかは分かりません。

901_07

ダイオードを交換、無事動作することを確認後、また蝋の海に戻してやりました。

その他、カウンターリファレンス周波数、マーカー発振器、キャリアポイントなどがズレており再調整し完了としました。

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コメント

おはようございます♪
すばらしい哨戒作戦でしたね
おめでとうございます!
だいぶ以前のTS510復活記事から来ました
遅くなりましたが、はじめまして
私も学生時代の夢の夢だったTS510を最近やっと入手して
ネコっ可愛がりしています
いつも気分爽快なレポをありがとうございます
わくわく気分で読ませていただいております
TNX! UAGN 73
吉谷

投稿: 吉谷 | 2015年4月 5日 (日) 06時17分

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