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2014年4月

2014年4月29日 (火)

第56回ALL JAコンテスト

例のごとく、第56回ALL JAコンテストC50H で参戦しました。結果から申し上げると・・・

Allja

最終結果は 132Q x 31M = 4,092 で終了という結果に終わりました。

Allja1

 体調が良くない中 (五十肩というやつを発症。左腕があがらない・・・そして、それをかばって首に激痛が来ている) 開始からは気合で午前4時までガンバっていた。しかし、翌日は、10:00を過ぎたあたりから、ノイズレベル写真の通り高くなってきたのと、朝方までやっていた反動で、やる気が失せてしまい、他のバンドにQSYし、知り合いの局の援助交信に回りました。
夕方は南西向けのスキャッターが良かったのですがフワフワした信号が取りづらくてマルチは増えたものの、局数は伸びずです。3B8DBがSSBで59で入っているとの情報もCWでQSOしているので無視^^。 JA7エリアは宮城がかろうじてできたものの、JA6はEsでの沖縄以外全滅でした。

コールいただいた各局、ありがとうございました。それと、QROでの運用だったのでコピーできなかった局も多数・・・。申し訳なく思っています。

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2014年4月24日 (木)

東京ハイパワー HL-1KGX 修理

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お次は、東京ハイパワー HL-1KGX の修理依頼。こちらは、真空管を使った500Wリニアアンプです。
 内部でバシッ、バシッと10回ぐらい放電してヒューズが飛ぶとのこと。久しぶりに高圧 (DC 2000V以上) を弄るので気合を入れて取り組みました。


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セラミック管 4CX250B x2 の構成。コンパクトでしっかり作ってあり、東京ハイパワーの名器かもしれません。回路は、AB1級GGとなっており、GGアンプですがCg, Sgに電圧を掛けてグリッド電流が流れない領域で使うよう設計されています。4CX250Bはグリッド許容損失が大変小さいのでこの方式は、理にかなった優れた設計です。ただし、入力同調回路は無く、抵抗のATTで受けているのみとなっていました。

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オーナー様は、一応目視で放電した箇所が無いとチェックされましたが、放電が起こると必ずどこかに痕跡が残るハズだと入念に調べたところ、プレートチョークコイルからRFをバイパスするコンデンサーのあたり、アースとの距離が短くなっており怪しいとメドを付け、外してみると、案の定、酷くはありませんが放電痕が見つかりました。ホコリが付着し、絶縁不良となり放電したのでしょう。

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放電した部分をアルコールで洗浄し、写真のようにアース側との距離を保つよう修正。この状態で、じわじわと高圧を上げていき、正規の2000Vを印加しても大丈夫であることを確認。更に、入力を加えて正常動作するかテストしたところ最小の写真のように500Wをクリアしました。まだIcgが流れていないので、もう少しドライブをかけても良さそうです。
10時間程度、エージングし放電が起こらないことを確認して完了としました。

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2014年4月22日 (火)

東京ハイパワー HL-1KFX 修理

1kfx_08東京ハイパワー(THP)  HL-1KFX 、ソリッドステート500Wリニアアンプの修理依頼があり、お預かりしました。
 THP社は、周知の通り倒産してしまったので、修理できなくなってしまいました。そこで我が DRIラボ の本領発揮です。

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異なったバンドスイッチで送信してまい、電源は入るがスタンバイが全く効かなくなったとのことです。分解して調べてみたところ、コントロール回路に入っている、特殊なヒューズが飛んでいました。調べると大東通信機というメーカのヒューズであることが判明し、オーナー様に手配いただきました。 (なんで、こんな特殊なのを使っているの?? )

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 ヒューズ交換で、コントロール回路は動作したものの、パワーが出ません。アイドリング電流が全く流れず、10W入れると3Wしか出てこなく、減衰器となる症状だったので、出力のPower-MOS FET MRF-150が故障しているとてっきり思い込んで、その旨をオーナー様に連絡し、オーナー様が手配してくださいました。
 しかし・・・4個全てを取り外して、チェックしたところショートでもオープンでもなく、ドレインに電圧を印加し、ゲートに数100キロΩの抵抗を通してバイアス電圧をかけると、ちゃんと電流が流れ、正常です。
 交換しても良いのですが、正常なものをわざわざ交換するのも、もったいないことなので、再度組み立てて、外部のCVCC電源を使ってやってみたところ、バイアスVRが大幅にズレており、どうやらこれが原因だと目安を付けました。
 バイアス電流を約100mA/1本に設定、これが大変クリチカル。VRを回しすぎるとドカンと電流が流れてしまい、テクニックが必要です。この調整後、もう一度RF入力を入れてやってみたところ、約70W入力でぎりぎり500Wの出力を得ました。

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このアンプの電源は、安定化回路が無く、トランスからブリッジ整流したまま大容量の平滑コンデンサを通しているのみとなっています。よって、電圧変動も大きいですし、プラス・アルファの出力は見込めないと判断しました。

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2014年4月16日 (水)

IC-2500D 1200MHzパワー出ず

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ICOM IC-2500D 430/1200MHzデュアルバンド機。1200MHzの出力が出ないとのことでお預かりしました。チップ部品を使っているので私の手にはおえないかもを条件として・・・。
 表は1200MHz, 裏は430MHzという構造になっています。


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あちこちとチェックしているうちに、一瞬パワーが・・・。そして、基板を上から押し付けると出たり出なかったりすることが判明。これで、クラック等の半田不良とメドを付けました。基板を外してみると、チップ部品の海。拡大鏡でじっくり観察しても、クラックは不明です。そこで、絨毯爆撃的に怪しい範囲を全てにハンダゴテを当ててみる手法としました。細かいので、半田ブリッジができないよう、細心の注意をして。
元に戻して、送信してみると・・・正常出力されるようになりました。基板を押しても大丈夫。

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照明ランプが切れていたので交換。この機種、贅沢にも4つのムギ球を使ってあり、そのうちの3個が切れていました。

後は少しエージングテスト、基準周波数合わせを実施し、完了としました。

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2014年4月 6日 (日)

FT-102 修理 3台目

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YAESU FT-102 前回修理をお受けした同じオーナ様所有の2台目。こちらは発売されて、すぐに購入したとのことです。故障内容は、前回と同じく受信感度が極端に悪いとのこと。
(最終的には、前回の3倍以上を時間を費やすことになってしまった・・・)


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前回と同じく、リレーの接触不良。この機種の故障は、このリレー不良が全てと言っても過言じゃないくらいようですね。当個体は、前回修理したようにリレー単体を分解することができないオムロンG2E-187Pというリレーが使ってあり、交換するしか手法はありません。それに、 G2E-187P は製造中止となっていて、代替品は G5V-1 となっており、オーナー様に手配いただきました。しかし、大きさが異なりそのまま交換できません。(左の写真のように小さい) そこで、ピン足を曲げて加工し、基板に挿入することで対応することになります。
 元付いていたリレーと同じ寸法に足を曲げて、狭い場所にある基板に取り付けるのは至難の業。4個交換するに、3時間近く時間を費やしてしまいました。

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さて、無事に交換を完了して、受信もできるようなり、送信テストをすると、全くパワーがでません。配線図を見ながら、また3~4時間費やしたでしょうか・・・。その原因は、下側の基板を外した時に、配線材が引っ張られて、ラグ板への半田が外れていたことが原因でした。どこに接続されていた線なのか、全くわかりません。このワイヤーハーネスをかき分け、ようやく分かったのがDRIVE VRへの配線でした。色分けもしていないし、これは修理に酷な実装です、YAESUさんww

ようやく、パワーも出たし、これでOKかと再度、受信テストをしたところ・・・
  1. どうも、まだ感度が悪い。
  2. ノイズっぽくアンテナを付けなくともヘンなビートが受信される。
  3. アンテナを接続しないでも強力な CRI北京放送が弱く受信できる。

これは、まだ何かあるぞ!! と原因調査を続行。その原因は・・・

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上の写真を見て、お分かりですね。

製造出荷時から、こんな配線だったのでしょうか? それともこの部分をメーカが修理した時に間違ったのだろうか?? それは、わかりませんが、こんな状態でも一応、受信できるってのが高周波のなせる技、そしていやらしい所。デジタル回路だと、動くハズありません。これを発見するにまた2~3時間・・・

配線変更することで、受信感度も向上し、おかしなノイズもなくなり完了としました。

<追加>

10時間程度エージング。受信はOK 、じゃぁもう一度送信のテストってことで、ヒータスイッチを入れて送信にしたところ、プレート電流が振りきれてヒューズが飛びました。ヒューズを交換しても、また飛んでダメ。気を取り直して・・・再挑戦。

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6146Bのグリッドバイアス電圧が、マイナス20V程度しかありません。しかも、ふらふらと動いています・・・。あちこち調べたところ、マイラーコンデンサーの絶縁不良が原因でした。テスターで測定すると、MΩ台を示すのですが、電圧を印加すると、リーク電流が増えるようです。


エージングの仕切り直しです。

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