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2014年1月29日 (水)

FL-7000 リニアアンプ再修理

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 先般修理した YAESU FL-7000 今度は、パチッと音がしてプロテクションが働き、その後300Wぐらいしか出なくなったとのことで、再度お預かりしました。大変重たいリニアアンプです。


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 300Wしか出ない・・・ということは片肺動作している可能性が大きいです。テスターで当たってみると片方の 2SC2652ベース・エミッター間がショートしています。交換はマッチドペア品が望ましいのですが入手困難。オーナー様と相談して、当方の手持ち分と交換してみることとしました。


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 片方のみ、交換しました。
( テスターで当たってみた限りでは、片方だけ不良だったのですが・・・)


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「パチッと音がした」・・・これが気になって、全ての部品、特にコンデンサを調べたのですが、問題ありません。結局、最後までその音の原因はわかりませんでした。
 当ユニットの取り付け前に、低電圧を印加して、バイアス電流等、問題無いかを調査。すると・・・どうもバイアス電流が安定せず、ふらふらと動きます。


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 その原因は、なんと温度検出ダイオードでした。このダイオードの順方向電圧 (約0.6V) がふらふらと動き、交換することで安定しました。前回の2SD880不良と何らかの関係があるのかもしれません。


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 これでヨシと、組み立てテストしたところ・・・ダメです。300Wでプロテクションがかかります。いろいろ悩んだ結果、もう片方の 2SC2652 も不良であると推測し交換。バッチリ500W出るようになりました。テスターで当たった直流的には問題なくとも、RFを増幅せず不良だったようです。


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最終テストの様子。500W 10分間、連続送信でも問題ナシ。これで完了としました。
  パチ音はいったい何だったんだろうか??

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コメント

ぱちっと音がしてパワーが半分,パワーコンバイナのハンダ割れ?のような想像もしてしまいますが,Tr交換で完治したのですね.
Trが壊れるときのエネルギーがすべて振動・音・熱になったのでしょうか.

投稿: Yamada | 2014年1月29日 (水) 08時53分

でっかいコアや半田は大丈夫でしたね。モールドタイプのTrだったら、パチンと砕け散ることはよく有りますが、この手のセラミック封じの石が飛ぶ時はピカッと光って、ハイおしまい・・・

投稿: JF3DRI | 2014年1月29日 (水) 17時06分

セラミック封入の石が破裂したら逃げますよね,ベリリアが...

投稿: Yamada | 2014年1月29日 (水) 17時52分

確かにその通りですね。勝手に廃棄しちゃダメですよともデーターシートに書かれているし。

投稿: JF3DRI | 2014年1月30日 (木) 19時10分

”2SC2652 がベース・エミッター間がショート”この時の音だと思いますが・・
RIG修理時にとぶ瞬間を見たことありますが、石の中が青白く光り、パチ音がしました。

投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2014年2月 2日 (日) 08時24分

斉藤さん、コレクター・エミッター間ショートだと、ドカンと瞬間的に大電流が流れて、ピカっと光ってパチンなのですが、ベース・エミッター間ショートだと、ハデな破壊音はしないと見ているんですが・・・。

投稿: JF3DRI | 2014年2月 4日 (火) 01時13分

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