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2012年11月25日 (日)

VFO-1の怪(?)

Vfo1_02

TX-88A専用のVFO, VFO-1をいろいろと触ってみたところ、不可解な点が多数出てきました。そのあたりに触れてみます。
 (VFO-1: 愛称は“べりー・ふらつく・おしれーた”だった)


Vfo1_11

 入手した固体は、こんな感じで電源のフィルター用抵抗が交換されてる。とりあえずは、動作したものの、不可解な点があり、回路を追ってみました。(緑のホーロー抵抗は6.8kΩ)


Vfo1_04a

 配線図はこんな具合、LC発振 (6BA6) ⇒ バッファ (6BA6) ⇒ 出力 (6AQ5) となっている。
 まず、上記緑の抵抗は配線図上だと22kΩ・・・なのになんで6.8kΩが付いているんだ ? と疑問に思い、22kΩに交換したところ、定電圧放電管 (VR-150MT) が放電せず、発振管のプレート電圧は105V程度に。 定電圧放電管に流れる電流を計算してみたけど、どうやらオリジナルの22kΩは間違っているようです(22kΩでも外からみるとなんら問題なしに発振するので、安定化されているのかどうかは解らない)

Vfo1_12

 裏面にあるACコンセント。これ、普通だったら、他の機器用のAC100Vサービスコンセントと思いませんかね??  実は、ここには260Vの直流電圧が印加されており、TX-88A側からON/OFFして受信時に+B電圧を切って発振を止めるコントロール端子なんです・・・(上の配線図参照)
 間違ってAC100Vの機器を差し込むと、その機器はお気の毒なことになる恐ろしい端子なんです・・・TRIOさん、この設計はマズイですよ!!!

Vfo1_10

 出力管 ? 6AQ5に電流が流れにくいなぁ~と思ってたところ、エミ減を起こしており、交換することで元気になりました。
ただし・・・・


Vfo1_03

Vfo1_05


やけにデカイ出力が出てくる。パイロットランプを繋いでみると・・・切れんばかりの明るさで点灯。パワー計で測定してみると、なんと3Wも出ている。もはや、これ自体が立派な送信機だね。
6AQ5がエミ減を起こしていたのは、SENDスイッチになったままだと、この3Wが連続で出ぱなっし状態になるので6AQ5が根を上げたとも考えられます。

Vfo1_01

 スペアナでその出力を見てみた。いっぱい柱が立っているね。VFO-1がTVI発生器にもなりかねん状態。こんなんで、大丈夫なのかしら ?

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コメント

こんにちは 定電圧放電管ですが、本来VR105(0A2)のところ、105を使用しているので、抵抗値を変えていると思います。

投稿: 今井 弘一 | 2012年11月25日 (日) 17時05分

訂正です。こんにちは VFO-1の定電圧放電管ですが、本来VR105(0A2)のところ、150を使用しているので、抵抗値を変えていると思います。 de JH1LDV

投稿: 今井 弘一 | 2012年11月25日 (日) 17時08分

今井さま、書き込みありがとうございます。
そのことはピンと来ましたが、どの配線図を見てもVR150MT/0A2 でVR105MT/0B2と記載した配線図は見つかりませんでした。いづれも22kΩ

投稿: JF3DRI | 2012年11月25日 (日) 19時34分

矩形波のスペクトルですねHi

投稿: Yamada | 2012年11月26日 (月) 16時18分

もう少し解像度が良い配線図をローカルさんが探してくれ、それを見ると 2・2kΩ (2.2kΩと思われる)となってました。2.2kΩとするとVR150MTに流れる電流が36mAとなり規格を超えてしまうんです。ほんまに、よくわからない設計です。

Yamadaさん
C級で動作させているので、こんなものなのかもしれません^^

投稿: JF3DRI | 2012年11月26日 (月) 20時11分

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