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2012年7月25日 (水)

イタリア製リニアアンプの修理(1)

Hla300_4_2

イタリアの RM Costruzioni Elettroniche社の半導体リニアアンプ HLA 300Vplus の修理依頼があり、お受けしました。症状は、100W程度しかパワーが出ないとのことです。


Hla300_5

仕様では、定格出力300W, SSBで550W となっており、かなり巨大。電源は、12~14V, 40A とのこと。
 周波数カウンターが内蔵されており、入力した周波数に合致したアマチュアバンド毎のLPFが入っており、合法な仕様となっています。


Hla300

 パワー合成回路のバランス抵抗が焼けて、ハンダが外れて転がってました。回路図上では100Ωなのですが、テスターで測定(断線していなかった)しても1kΩだし、赤色のラインが入っているので、どう考えても1kΩ。当件をオーナー様を通じてRMへ問い合わせてもらったのですが「1kΩは使っていない」と認めてくれません。


Hla300_2

 手持ちの100Ωを付けてみたところ、5W入力で120W程度出てくるのですが、交換した抵抗から、モクモクと煙がぁ~。

テスターで当たった限りでは、トランジスタは破壊していそうにないのですが、バランスが崩れているのは確かなため、オーナー様と相談し、トランジスタ (MS1051) を4本とも交換することし、RMへ発注していただきました。
(つづく)

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コメント

 ここに1kΩは確かに理屈に合いませんね。焼けて茶色が赤く見えるようになったとか? しかし低圧大電流も、それはそれでまた難しい世界ですね。

投稿: JI3KDH | 2012年7月25日 (水) 21時39分

ウィルキンソン回路なら100Ωしか考えられないですね.
RF用パワトラはDCでは元気そうに見えてダメってことがよくありますねHi

投稿: Yamada | 2012年7月26日 (木) 12時36分

テスターで測定すると、998Ω・・・焼けて抵抗値が変わったとしても、こんなピッタシになるかしら?

この合成回路、良くわかりません。普通だったら合成出力側が25Ωになり、4:9のトランスを入れて50Ωにするのですが、トランス自体無く、出力LPFに直結されているのです。ウィルキンソン型は、こんなに広帯域が取れないと思うのですが・・・
実際に動作してるので、何らかのカラクリがあるようですが。

投稿: JF3DRI | 2012年7月26日 (木) 22時52分

このプッシュプル回路のリニアアンプに付いているパワートランジスタは基盤に装着したままで良否を判定できるのですか?完全に取り外さないとショートやオープンの判定は出来ないですよね?

投稿: tallman | 2014年4月 3日 (木) 15時29分

取り外してみなければわかりません。テスターで正常でもパワーが出ない場合にも遭遇してます。

投稿: JF3DRI | 2014年4月 4日 (金) 00時52分

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