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2011年8月21日 (日)

FT-817用リニアアンプMX-P817の測定

Mxp817

 JO3JYE出羽さんが、FT-817用のリニアアンプ、MX-P817個人輸入で購入されたのですが、本人曰く中身を見て彼の勘 (放送技術者として?臭いがしたとの事) から「スペアナで高調波を測定して欲しい」と依頼があり、我がDRI RFラボは、快く引き受けたのであった。
 で、この安価であるリニアアンプの実力はいかに・・・・

ご本人のブログにも詳しく書かれていますので、簡潔にまとめます。

あらかじめことわっておきますが・・・
 ・ご本人が持ち込んだ1台のみの測定。(固体によるばらつきは考慮していない)
 ・他国の法令からするとこれでも満足することがあり、問題ないかもしれない。
 ・測定は個人的なもので、ちゃんとした手順に則ったものではない。
 ・測定器の定期校正は行っておらず、不正確であるかもしれない。
  ⇒測定器のリスト
    スペアナ: ADVANTEST R3261C,
    サンプラー : 自作のダミーロードから抵抗で分岐させたもの。
    Power計: ICOM WR-200+WRC54(ピックアップ)
    電源 : PS-560WⅡ

という訳で結果は個人的なものであり、公式見解でないことを含みおき願います。

さて、結論から言うと「14MHz以上において、200MHz付近のスプリアスが多く、日本の法令を満足していない」状況でありました。

Mxp817_1  28MHz帯における300MHzまでの状況です。約200MHz付近 (28MHzの第7次高調波と思われる) のスプリアスが基本波比-33dB法令の-40dB を満足していません。
 ただ、2倍、3倍の高調波は、案外きれいに除去されています。


Mxp817_3

 更に、スパンを広げて1GHzまでを見てみました。500MHz付近にも多数の柱が立っています。
 念のため、FT-817単体でのスプリアスも見ましたが、多少は見受けられますが、こんなに酷くはありません。(当然ですが・・・)


Mxp817_2

  じゃ、対策として高次を押さえるため、市販のLPFを入れれば良いのでは?  と、手持ちであるコメットのCF-50MR (CutOff = 54MHz付近) を入れたところ左図の通りキレイになりました。


もしご利用になる方がいらっしゃるようでしたら、出力に市販LPFを挿入することを強くお勧め致します。

<おまけ> 

Mxp817_5

 ついでにFT-817の中身を見せていただきました。
ファィナル部はHF~50MHzと144,430の2系統かと尋ねたら、1系統のみとの事。これがファイナル部なのですが、これで1.9MHz~430MHz 5W出力をカバーするのは驚異的で真空管では絶対マネできない・・・自分の頭中を入れ替える必要があると節に思った次第であります。

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