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2009年12月14日 (月)

標準信号発生器 hp 8657B

8657b_0 無線機器を自作したり修理したりする上で「3種の神器」となるものは①スペアナ ②標準信号発生器(SSG) ③シンクロスコープ(広帯域のもの)  じゃないでしょうか?
ちなみにオーディオだと、低周波発振器、ミリバル、シンクロでしょうか・・・歪み率計っていうのもあるけど。

以前からSSGが欲しいと思っていたので、またまた「要修理品」と題するものを落札してしまいました。モノは天下のhp (Hewlett-Packard) 8657Bであります。

詳しくやっていませんが、とりあえずスペアナ(R3261C)との共演であります。

8657b_1 要修理品と言うのは「1020MHz以上は出力レベルが規定より-20dB以上低い」とのこと。この文言でスグに気いたのは「高い周波数帯は逓倍して得ているのでは?」でした。サービスマニュアルをダウンロードしてブロック図を見ると案の定、そうなっていました。その部分のアンプのみ不良であり、1020MHzまでは正常との事なので入札に踏み切りました。

モノが届き、まず驚いたのが「とんでもなく重たい」。スペアナより重いのであります。そして「でかい」。特に奥行きが長くて、設置場所に困りそうであります。

<スペックの概要>
・重量 
   net 20.5 kg (45 lb);
・外形寸法
   133 mm H x 425 mm W x 574 mm D
・周波数レンジ
   100kHz~2060MHz
・周波数分解能
   1Hz Step
・出力レンジ
   +13dBm~ -143.5 dBm (50Ω) 0.1dB step
・絶対レベル確度
   <±1.5 dB (> +3.5 dBm)
   <±1.0 dB (+3.5 to -127 dBm)
   <±1.5 dB (< -127 dBm)
・基準発信機(option001実装)エージングレート
   1.0 x 10-9 parts/day after 45 days
・信号純度
   SSBフェーズノイズ (in CW mode, at 20 kHz offset)
    0.1 to 130 MHz < -124 dBc/Hz (< -130 dBc/Hz, typical)
    130 to 260 MHz < -136 dBc/Hz (< -140 dBc/Hz, typical)
    260 to 520 MHz < -130 dBc/Hz (< -136 dBc/Hz, typical)
    520 MHz to 1.04 GHz < -124 dBc/Hz (< -130 dBc/Hz, typical)
    1.04 to 2.06 GHz < -118 dBc/Hz (< -123 dBc/Hz, typical)
・高調波 (+7 dBm output levels)
    0.1 to 1.03 GHz < -30 dBc
    1.03 to 1.8 GHz < -25 dBc
    1.8 to 2.06 GHz < -25 dBc

8657b_2 さっそく、スペアナと共演。まずは、10MHzに設定し、測定してみました。オプションのOCXOが入っているので、10MHzの標準電波  (JJYが無いのでBPM)  とビートを取ったところ、1Hzも狂っていない!! 1Hz動かすと正確に1秒周期でSメータが振れるのを確認。これはすごいです。
(流行のGPSやルビジウムと比較するとダメなんでしょうが・・・)


8657b_3_2 高調波を見たところ、これはあまり良い性能とはいえませんね。スペックが -30dB以下 なので十分満足はしています。


8657b_4 スペアナの帯域(RBW)を絞って観測したところです。この波形を見て良し悪しの評価は私自身でできませんが、変なスプリアスはなさそうです。(カクカクしているのはスペアナを周波数カウンターモードで使っていることもあります。)

スペアナのカウンターも10.00000MHzを示しており、こちらの精度もなかなかのもの。また、レベルも -20dBmに設定して、測定値が -20.57dBmですから問題なし。


8657b_5_2 2010MHzにセットして見たところです。スペアナは2.6GHzまで測定可能です。


8657b_6  レベルを0.0dBmに設定しているのに、 -24dBmと確かに故障している。でも、アッテネータはちゃんと働いているので、ここから10dB下げるような操作ができるため、これでも実用になります。(こんな高い周波数は使わないけどね)

-140dBmと、大変微弱な信号まで絞ることができるので、受信感度の良し悪しは一発で解ります。宝の持ち腐れとならないよう、活用しないといけません。

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コメント

とにかく馬鹿でかいのが多いですよね。
私のR&SのSGも重くでかくて・・
でもSGはほんと便利で、一番使用頻度が高いです。
私の場合、これとスペアナ、ストレージオシロが三種の神器でしょうか。
下が-143.5dBmとはちょっと凄いかも・・

投稿: JK1NMJ@斉藤 | 2009年12月14日 (月) 23時24分

・ヒューレットパッカード(アジレント)
・ローデシュワルツ
・ウイルトロン(アンリツが買収した)
RFでは、この3つ測定器メーカーが「(超)一流」じゃないでしょうか。
SSG は重いほど良いとも言われているようで、内部のシールドや安定度を完璧にするために、分厚いダイキャストを多用しているからなんでしょうね。
DSOは、単発現象の解析なんかに良いようですが、所持していないので、その有効性は良くわかりません。DSOとまではいかなくとも、画面にV-ppとμS がデジタル表示されるシンクロが欲しいです。(そんなの当たり前か?)

投稿: JF3DRI | 2009年12月15日 (火) 21時32分

ううっ、すごいですね。
でも、こんなのを触っているとあっというまに時間が過ぎてしまい、オンエアできなくなりますよぅ。

投稿: jf3lop | 2009年12月16日 (水) 01時03分

>オンエアできなくなりますよぅ。

確かにその通りかも。

投稿: JF3DRI | 2009年12月16日 (水) 21時28分

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