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2009年3月18日 (水)

Eimacの古い資料からSgのバイパスについて

1956年におけるEimacの古い資料(THE CARE AND FEEDING OF POWER TETRODES)からの引用ですが、スクリーングリッドのバイパスについて、下記のように述べられています。

Image1 B-5 Screen Bypassing and Sceen Series Tuning

  Low inductance leads are generally advisable for screen terminal connections. For all frequencies it has been found good practice for the screen bypass capacitor to go directly from screen to one filament terminal. This applies to tubes in push-pull as well as single tubes. In the VHF region the connection to the screen terminals should be made to the mid-point of a strap placed between the two screen terminal of the socket. This provides for equal division of the RF current in the two screen leads and minimizesthe heating effects.
Above the self neutralizing frequency of the tetrode (about 25Mc. for 4-1000A and around 80Mc. for the 4-125A) the screen bypass capacitors are usually variable capacitors. The variable capacitors are placed in the circuit at the same location as the bypass capacitors. Care should be taken to keep the inductance of the lead low.
  The information in Fig.14 and paragraphs above apply directly to tube having the screen grid mounted on internal supporting lead rods, as in the type 4-65A, 4-125A, 4-250A,4-400A, 4CX500F and 4-1000A.

翻訳はうまくできないので、英語そのものを理解するようにしています。これはGKアンプ解説したものと思われますが、赤字の「2つのSg端子を(銅の)ストラップで接続し、中点・・・」が気になります。自己中和周波数は、4-400Aが45MHz~50MHzとなっているので微妙なところです。
 具体的な実装方法としては、Fig.14の"VHF"に示すべく、2つのSg端子を接続しつつ、Push-Pullの2本も最短で接続してからアースにパスコンで落とすのが良いのかもしれません。

いろいろやってみます。1956年・・・オジサンの私でも生まれていないぞ。

<3/20 追記>
Fig.14が解りにくいので、実際のソケットを元にした図です。
Socket


ストラップというのは、右図のようなイメージで、この中点をアースしろという意味に取ったのですが、間違っているかな。

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4-400A PPアンプ製作」カテゴリの記事

コメント

赤字の次のセンテンスの、
This provides for equal division of the RF current in the two screen leads and minimizesthe heating effects.

最初のRF電流を等しく供給し,”発熱効果”を最小に抑える。
???heating effectsとは、もしRF電流が等しくないとすれば電位差が発生し(つまり各sg端子に電位差が生じ)、その電流が発熱元となる?のかな。そうか、これはPPの場合ですよね。
4-400にはSGの足は1本だけ。
たしかに、手元の4-65をみているとSGの足は立派で独立しているからそういうことがいえそう。
でもね、SGの電位差があっても、サイン波の上下の増幅率が変わるだけで、これと発振の因果関係は?

最近、気がついたのですが、セラコン、それもごく普通の積層セラコンの容量ってかける直流電圧で結構変わるんですね。
セラコンをパスコンとして扱う場合に、直流電圧はバイアスになるわけで、そのバイアスで数%も変わるみたいです。


投稿: JF3LOP | 2009年3月20日 (金) 00時01分

図14が解りにくいので、私が思うところを写真で追加してみました。英語は苦手で、その部分を私なりの翻訳をあえて書くと・・・

この中点を接地することは2つスクリーン端子(管内から引き出されているリード線)から流れる高周波電流が同一となり、熱による効果(ソケットからの放熱のことと受け取った)も最小にできる。

と受け止めています。確かに、コレと発振の因果関係は不明ですが・・・。PPの場合、更にこの中点を最短で結ぶのが
良いのかなという私なりの見解です。

セラミックコンデンサの件、了解です。使っている材質によって、その度合いが変化しますね。チタバリ系(高誘電率)が顕著です。まるで、可変容量ダイオードと同じ。

コンデンサの種別を、その回路や使う場所における適材適所で判断するは一番難しいです。

投稿: JF3DRI | 2009年3月20日 (金) 10時49分

なるほど、Sgのバイパスはこのほうがいいですよね。
私も扱いやすいと思っていた839Bや2B94の発振にてこずりました。私もそろそろ次の題材に移ろうかな。実のところ自作では2KVが最高でして、これ以上の電圧となると部品集めが少し大変になりますよね。500V、1KVあたりまでなら簡単なのですが、2K以上になると5KV耐圧がほしいところ。

投稿: JF3LOP | 2009年3月21日 (土) 21時08分

とある場所の図書室に昔のPhilipsの資料があったはずなので、お休み明けにでもみてきますわ。

投稿: JF3LOP | 2009年3月21日 (土) 21時50分

西村さん
久し振りに覗かせていただいたら結構な騒ぎのご様子ですね。
Sgには自己共振周波数があり、等価的に目的周波数に直列共振させてバイパス(というより中和)させる手法が昔は良く使われていました。
以下は米国の文献の翻訳本「Funtamental of TELEVISION ENGINERREING(テレビジョン工学原論)」からのコピーです(拙作HPでもご案内しております)。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~jh2clv/test&data/tvtxengineering.gif
強力なアース回路も重要ですが、Sg回路にZを持たせないような工夫も大切かと思います。
何しろシャシ上でも6mなら10cmでも相応の位相差(=電位差)を発生しますから、不用意なアースより、ポイントを選んだ接地が必要に思います。増幅器が容易に発振器に化けます。
また筐体(金属箱)自身はVHF~UHF帯に共振周波数を持っていると思いますから、どうしてもピークが出てきます。スタンバイ時(送信に移った瞬間)に強烈なパルスが出ます。これがチューニング動作と関係するととんでもない発振も考えられます。
HF~6mのアンプの最も難しい所(目的以外の共振が必ず有る)ではないかと思います。
以上話の種でした。
それにしても楽しそうで羨ましいです。
高圧だけはご注意下さい。
また覗きに参ります。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年3月29日 (日) 12時47分

望月さん、ついに見つかってしまいました。

望月さんの手を借りる前に、自分なりの対策をやってやってやりつくしてそれでもダメなら相談しようと思ってました。

やはり、Sgバイパスが怪しいんでしょうかねぇ~。Sg中和ことは、この本にも書いてありますが適当なVCが見つからなかったため見送っています。「共通インピーダンス」って事で、何が何でも最短アースがベストではないこと、心得ております。

しかし、ベタコンGG(3結)だとあんなにおとなしかったのが、一挙に豹変したのに驚きを隠せません。また、今回の発振は、どうもPush-Pull回路独自に起因するもののように思えてなりません。Push-Pullで働いていなく、パラレルとして変な帰還回路を形成しているとか・・・。

投稿: JF3DRI | 2009年3月29日 (日) 22時45分

西村さん
あれ4-400Aのプッシュプルって、GKですよねぇ?。
GGでやられたら面白いと思いますよ・・・如何でしょうか?。安定に動くと思います。
4-400Aは旧式でグリッドは手巻き時代の球でしょうから、CgとSgの目合わせは良くなく、Sgはプレートみたいな振る舞いをすると思います。
そこに発生するRFを何処へ帰還させるかがポイントかと思います。場合によってはショートさせるようなものですから、この時代の球はじゃじゃ馬だと思います。

投稿: JH2CLV@望月 | 2009年3月29日 (日) 23時50分

GGですよ。ノンバイアスがら+Sg, -Cgを加えただけでこのありさま。180度の位相差を得るのはフェライトコアによるものを使っています。

http://jf3dri.tea-nifty.com/blog/2008/05/post_9405.html

投稿: JF3DRI | 2009年3月30日 (月) 00時06分

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