修理受付一時休止のお知らせ

いつもアクセスありがとうございます。

   修理依頼件数が20件を超えましたので、

          修理受付/予約を一旦、休止
致します。

※本日(6月27日)までにメールにてご連絡いただき、返信したものについては責任を持って対応致します。

※当方の体調がすぐれず、また家庭の事情もあって修理をこなすスピードも落ちていることもご了解願います。

※未だに、古いコールブックを見て電話にて直接問い合わせがありますが、電話での受付は実施してませんので了解願います。
(ここに掲載しても、当ブログを見ていないようなので無意味だと思いますが)



以上よろしくお願いします。

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2016年12月 2日 (金)

IC-551, MX-6Z 修理

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アイコム IC-551 と ミズホMX-6Z 動作しないとのことでお預かりしました。
まずはIC-551から・・・。

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VCOアンロックです。でたらめなスペクトラム。当機種は、トリマーなど無く、調整する箇所がありません。十数時間かけて、PLL, PLL LPF, プログラマルデバイダーを調べたのですが、どうしても原因特定できません

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そこで、オーナー様と相談の結果、ジャンクのIC-551をオークションで落札し、移植手術をすることとしました。

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まずは、ドナーからPLL基板を外して取り付けようとしたのですが、配線のコネクター位置が異なりだめです。

ロットによって基板が異なっているのです。

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CPUが載ったコントロール基板ごと交換することにしました。取り外すのはかなりやっかい・・・。

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この基板もバージョンによって異なっていました。左がドナーからの、右がオーナー様の分です。どうやら、PLL基板とセットになっているようです。

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両方交換することでPLLがロックして正常となりました。

移植手術しようと思ってオークションで落札したものの、同一機種なのに使えないということが起こりえます。

24時間エージング、キャリアポイント、リファレンス等をチェックし問題ないことを確認し完了としました。

<MX-6Z>

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調べたところ、B BANDは正常ですが A BANDが何かおかしいことがわかりました。

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そこで、いろいろ調べているとA BANDの周波数可変範囲が極端に広いことが判明。なんと6MHzも変化しているのです。

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VXOを採用していますが、A BANDの水晶が不良でVXOではなく、LC発振器になってしまっているのが原因でした。

VXO水晶の入手は当方で困難なため、オーナー様で探していただくしか方法はありません。

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その他、再調整をして完了としました。

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2016年11月17日 (木)

TS-120S, VFO-120 整備

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TS-120S, VFO-120の整備依頼で、お預かりしました。

・周波数ドリフト (QRH) がある。 (両方とも)
・VFO-120でスプリットすると1.5kHzズレする。
・CWフィルターの取り付け。
・その他、各調整、チェック依頼


まずはドリフトから診てみます。

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冷えた室内(気温15℃台)で電源スイッチを入れ、そのまま1.5時間放置してみました。
内蔵のカウンター(カウンター自体のリファレンスも動くので100%正確とは言えませんが)で見たところ、 -700Hz 周波数が落ちました。(室温は21℃に上昇)
最近の無線機と比較すると「大変なQRHを起こしている!!」と感じられると思いますが、TS-120Sの仕様

[  電源ON 1分から1時間まで最大1kHz, その後30分当たり100Hz以内  ]

となっており、仕様上のスペックに入っています。時間経過後の100Hz以内も大丈夫です。これはアナログ式VFO (LC発振器) のため、これ以上の精度を出すのは不可能に近いのです。

7MHzあたりで

「あなたの無線機は100Hzズレました。修理された方が良いですよ !」

なんてイヤミ言われたら・・・。

「私の無線機にはQRHする機能があるのです!!  すごいでしょう !」

と自信を持って返答しましょう。

実際に「10Hzズレていると言われました、故障していると思いますので修理してください」なんていうナンセンスコールが時々あります。QRHというものが死語となり、おまけに1Hz単位までデジタル表示になってしまっているんで、そう感じるものと思いますが、自分の無線機の安定度/周波数確度をマニュアルで確かめてください。

100万円するロレックスのゼンマイ式腕時計より、1000円で売ってるオモチャのクオーツ式時計のほうが時刻を刻む精度が高いのと同じです。だからと言って、ロレックスがダメとは誰も言わないでしょう。

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VFO-120、確かにRITがゼロ点より大きくズレてしまってます。この調整は、写真の半固定VRで修正することができます。この半固定抵抗が接触不良を起こしていたのが原因でした。

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同梱いただいた、CWフィルターを取り付けます。なお、装着するとコネクターを刺す位置の変更が必要となります。

その他、本体RIT VRのガリ、キャリアバランス、キャリアポイントなど再調整し完了としました。ただ、CWモードでALCの振れが少ないのではないかとの指摘もあり、いろいろとチェックしたのですが、決定的な原因はつかめず、定格パワーは出ているので問題無しと判断致しました。

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2016年11月10日 (木)

IC-1271 出力ふらつき、レピーターアクセスできず

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ICOM IC-1271 1200MHz帯オールモード機、初顔です。
症状は、出力がふらつく、リピーターアクセスができる時とできない時があるということでお預かりしました。

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非常にきれいな個体で全面パネルにも、内部にもホコリ一つありません。メーターの照明ランプは切れてますね、LED化しておきましょう。

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まずは、出力がふらつくことから取り掛かります。ドライバーの柄でファイナルユニットを軽く叩くと、出力が変動します。これは、半田不良では無いかと・・・。
しかし決定打の感触がありません。
(まるで熟練者がやる打検検査)

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ようやく、怪しいところを突き止めました。同軸リレーです。

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内部を開けて見ると・・・。やはり、接点が相当傷んでました。たかが、10W出力なのですがこれだけ接点が劣化するのに驚きを隠せません。接触抵抗がじわじわ上昇して行ったのと1200MHzという高周波のためでしょうか・・・。HF帯ならキロワットを開閉できる感触のリレーなのですが。

接点を丁重に研磨することで、出力のふらつきは無くなりました。メーカーへ修理を出すと「同軸リレー交換、部品代15,000円」とかびっくりするような請求書が届くと思われます。

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次にレピーターアクセスが不能な件。88.5Hzのトーンが発生していません。当個体にはオプションの「トーンスケルチユニットUT-15」が装着されており、取説を読んだところ、このオプションを入れると、ここから発生するトーンが優先して使われるようになります。

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オーナー様と相談の結果、トーンスケルチユニットは取り外し、元から内蔵されているトーンを使う方針で修理を進めることとしました。要するに、このユニットが壊れているってことです。配線図も無く、使っているICが特殊で修理不能なためです。

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取り外すに当って、元から付いているジャンパーをメイン基板に付ける必要があります。オーナー様は、もう一台、修理用の予備機をお持ちだったので、そこから拝借し送付していただきました。

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ちなみに、内蔵してあるトーンエンコーダーからはこんな波形の信号が出てきます。これをFMに重畳するとアナログレピーターが開くということです。(階段状のキタナイ波形ですがww)

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その他、リファレンスの再調整。1200MHzで3kHzと結構なズレがありました。この基板までアクセスするのは弁当箱2段重ねになっているのでロジックユニットも外す必要があり、結構厄介です。

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このシリーズ最大の難点であるリチウム電池も3.3Vと申し分無い電圧があるので、まだまだ物忘れすることは無いでしょう。

その他、メーター照明LED化、エージング等を実施し問題無いことを確認し完了としました。

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2016年10月28日 (金)

IC-575D 送受不能

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IC-575D 時々送受信できるがダメな場合が多いとのことでお預かりしました。当方で電源を入れたところ、全く送受信できません。

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RF YGRユニットを調べていくと 1st Localである61.44MHzの信号が途絶えています
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PLLユニットを分解します。配線が混んでいて結構難しいです。

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配線図は、これ。リファレンスは正常発振しているので、その信号を2逓倍するどこかが故障していると判断できます。

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トランジスターの電圧は、全く問題無いので、基板を拡大鏡で細かく調べたところ・・・・見つけました。半田クラックです。
再半田することで、元気な信号が出てきました。表面には、発熱する部品は無く、単なるジャンパー線が付いているだけなので、その線の半田上げが悪かった可能性が高いです。

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照明ランプ切れのため、LED化を実施しました。手順などは、前々回のIC-275と同一でシールドが入っているので厄介です。

その他、リファレンス周波数、キャリアポイント、出力など一通りチェックし、筐体をクリーニングして完了としました。

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2016年10月19日 (水)

IC-575, IC-375 修理

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IC-575IC-375 いづれも前回お預かりした IC-275, IC-1275と同じオーナー様の無線機です。症状は IC-575 が送信はできるが受信がNG、IC-375 は送受共にNGとのことです。

<IC-575>

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受信のみNGってことはTopのRF AMPが動作していない??と思って筐体を開けてみると・・・

「TMP コネクターが抜けている」


受信ができない理由はこれだけでした。

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メインダイヤルを回して調子を診ると、スムーズに周波数が変化しません。滑るような感じがあり、これはこのシリーズによくあるロータリーエンコーダーの赤外LED, PD不良だと判断。RSコンポーネンツより、取り寄せました。

575_03 過去に何度も交換していますが、光軸をあわせる必要があり、ある程度の半田付けテクニックが必要です。交換することでスムーズに周波数変化するようになりました。


<IC-375>

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送受できないため、まずはこのコネクター部分に信号を入れて受信できるか・・・そして、ドライブ出力があるかをチェック。

結果は 「送受共に問題ナシ」

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では、送受アンテナ切り替え部と送信PA部に故障箇所があると・・・ しかし何も問題ありません。
悩んでフト気がついたのは・・・。

「TMPコネクター逆刺し」なのでは?

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その推測通りでした。右の写真は正常なのですが、これが左右逆に刺されていたってオチでした。
もう少し早く気づけば、PA部を分解する必要は無かったのですが・・・。

何故、コネクターが抜けていたのか???  何故コネクターが逆刺しされていたのかは不明ですが、明らかに内部を開けた形跡があり、触ったのでしょうね。

その他、リファレンス周波数再調整、バックアップ電池電圧確認、キャリアポイント、出力/感度などを一通り再調整およびチェックして完了としました。

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2016年10月15日 (土)

2,000,000 PV達成!

200milionいつもアクセスありがとうございます。

今朝、200万PVを達成しました。100万は2014年1月なので、2年9ヶ月でプラス100万ということになりました。

FacebookやGoogle+などのSNSに手を染めて、更新が滞りぎみですが修理記事はなるべく書いて続けていく所存です。

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2016年10月14日 (金)

2016年全市全郡コンテスト

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少し遅れましたが今年もC50部門で全市全郡コンテストに参加しました。雨だったので、移動局が少なく昨年より局数は大幅ダウンしてしまいましたが、GWの伸びは全体の時間に渡ってまずまずであり、ノイズも少なく弱い信号もピックアップできたので、コンデション的には良いほうでした。

仮眠がうまく取れず、妙な時間配分となり体調は最悪でしたが最後まで、ちまちまと頑張ってみました。

QSOいただいた各局、ありがとうございました。

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2016年10月11日 (火)

RJX-751 整備

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ナショナルのRJX-751 初顔です。オーナー様は、完全な状態で保管しておきたいとのことで、修理ではなく整備依頼ということでお預かりしました。大変きれいに保管されています。

FMも付いておらず、LSB/USBも切り替えも無く基本機能重視の、いわば入門機というコンセプトの無線機です。

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ざっとチェックしてみましたが、ボリュームにガリがある程度で正常動作します。サービスマニュアルはダメでしたが、配線図が見つかり、回路を眺めたところ再調整はできそうでした。回路はアナログVFOを基準としたPLLを採用 (TS-820と同じ方式、従ってシングルコンバージョン) しており、この時期としては斬新的な回路です。

また、50MHzが付いているのでファイナルが別にあるのかなと思ったのですが、7MHz~50MHzまでの広帯域増幅するPA回路でした。

実際には、そんなにズレてませんでしたがリファレンスやキャリアポイントの再調整を実施し、感度も出力も規定だったので電気的部分は完了としました。

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ツマミ類の金属メッキにサビが発生していたので、研磨し外観系も完了としました。

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2016年9月25日 (日)

IC-275多機能不全、IC-1275修理不能

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IC-275IC-1275 をお預かりしました。
前者の方ですが、当方で症状を確認したところ・・・。

①AC電源入らず、ヒューズが飛んでいる。
②DCでは電源入るが、電源ON即送信状態になる。
③照明ランプ切れ

を確認しました。

①ヒューズが飛ぶ

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ICOMの内蔵電源が故障することはよくあります。当方が愛用しているIC-760PROも故障しました。右上にあるスイッチングTRのコレクター・エミッター間をそのままテスターで診るとショートしていおり、不良であることはすぐにわかりました。(この事例も非常に多い)

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スパーク痕があります。しかしよく見ると、トランジスター内部からではなく外部からであることが理解できます。IC-760PROの時もこんな感じ、破壊するプロセスを考えたところ・・・。

①経年劣化で絶縁シートか絶縁不良を起こし、リークが発生する。
⇒ここはACラインを倍電圧整流した280V、それもスイッチングした
 RFと高圧が印加されているため、誘電損による可能性あり。
②リークが大きくなりなりやがてスパーク、炭化してトランジスターを破壊。
③ヒューズが飛び電源が入らなくなる。


銅板を片方のみに挟み込んであり、また片方は絶縁シートが2重になっていることを考えても納得できます。しかし、この絶縁シートの材質が良くなく長年においてリークを起こすようになる・・・というのが私の解析です。
(当電源はICOMが設計したものであってOEM品を使っていない)

トランジスターを同等品に交換、絶縁シートも炭化した部分を削り、更にもう片方も2重にして対応しておきました。これで電源はOKです。

②即、送信状態になってしまう。

275_05回路を追って非常に悩み、時間がかかったのですが、矢印で示すトランジスターのコレクター・エミッターショートになっていることを発見。このトランジスターを交換することで治りました。
このトランジスターは背面にあるACCコネクターからの送受信切替に用いてあるものであり、ACCから妙な電圧が印加された可能性があります。

③照明ランプ切れ

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ひとつだけ電球が切れていたのですが、LED化することにししました。シールドしてあり、ここを外すのは結構やっかいです。


④その他

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チェックしていたところ、電源OFFすると145.000に戻ってしまうため、メモリーバックアップ電池交換必要と踏んだのですが、なんと!! 半田付けされていない製造時不良 でした。品質検査時は接触していたのでパスしてしまったのでしょう。
「高品質がテーマです Count on us!」
ってどこのコーポレートスローガンだったっけ?


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鎮魂、今回交換した部品たち。

その他、リファレンス、キャリアポイント、清掃などを実施し完了としました。


⑤IC-1275の修理

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誠に不本意ながらサービスマニュアルが全く入手できず、手探りでいろいろとやったのですが、どうしても修理することができません。PLLアンロックなのは確かですが、トリマー不良でもなく回路が分からなければ判断できない状態で断念せざるをえませんでした。

こちらも電源ユニット不良でヒューズが飛びます
貴重な1200MHzオールモード機なので残念。

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2016年9月12日 (月)

FT-1000 意味不明な改造

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FT-1000、以前に同一機種を修理したオーナー様からの依頼。再修理ではありません。SSBでパワーが出ないとのことで、到着後、当方で調べると・・・。

・マイクゲインVRが全く効かない。左に回しきった位置でも変調は乗る。
・USBモードにすると送信がAM電波が出てくる。
・DRIVE VRでSSBの出力が変化する
 (このVRはAM, CWのみ働くのが正常)
・受信系は正常


おっかしいなぁ、こんなことありえないハズなんだがなぁ・・・
ということで中を見ると・・・写真の通り、内部配線をぶった切ってあったり、追加で部品を付けてあったり、基板の部品も弄ってあったり、酷いことになってました。

オーナ様に状況を伺うと下記のストーリー。

①オーナー様が所持していたFT-1000が壊れた。

②オーナー様は代替機として
「ハム交換室」で当リグを見つけて入手。

③①の壊れたFT-1000を当方へ修理依頼

④当方が修理完了して返却

⑤当リグは、CWでパワーが出るのを確認しただけで押入れで保管

⑥オーナー様のローカル局が200Wで開局するので、当リグを引張り出してテスト
 するとSSBでまとに出力しない。

⑦当方へ修理依頼。

オーナー様はデタラメな改造を施したFT-1000をハム交換室で掴まされたということです。過去のことなので、入手先の方との連絡も取れないと・・・。何か意図があって改造したのだが、訳がわからなくなってハム交換室で正常動作機として放出したのでしょう、悪質です。

さすがに、これだけ訳がわからない改造をしてあると当方も元に戻す自信が無かったので、お断りしようかとしたのですが、オーナー様から復活させるべく強い要望が有ったので、取り組んでみることにしました。

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細かい膨大なジャングルのような配線図を眺めながら必死して回路を追いました。最初の写真以外にもあちこち改造した跡が・・・。

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もう、どこを修正したか忘れました。調整もぐちゃぐちゃに弄ってあり、再調整もかなりの時間を費やしました。

けれど、なんとか元に戻りました。

オークション、ハム交換室で中古を入手した場合、ちゃんと機能するか説明通りかを到着したらすぐにチェックしてください。改造した機種は、メーカーサービス受付期間内であっても、修理してくれず、つっぱねられますので

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